伝統と革新が融合する驚きの舞台が、仙台の地で誕生する。仙台育英学園高等学校秀光コース・秀光中学校が、2025年10月18日の学園祭「秀光祭」で世界初となる「英語による袴歌舞伎」を披露すると発表し、注目を集めている。

この画期的な試みは、国際バカロレア（IB）プログラムを軸にグローバル人材育成に力を入れる同校の教育方針から生まれた。生徒たちは、歌舞伎の名作『車引』を英語で演じるだけでなく、紋付袴を身にまとうという、前例のない挑戦に取り組んでいる。

特筆すべきは、歌舞伎界の重鎮たちによる直接指導だ。中村壱太郎氏、中村翫政氏、中村京純氏という三名の歌舞伎俳優が、本格的な稽古を通じて生徒たちを導いている。彼らの指導は、所作や発声から舞台に立つ心構えまで多岐にわたり、生徒たちに貴重な経験を提供している。

この「英語による袴歌舞伎」は、単なる学校行事の枠を超え、日本文化の新たな発信方法として業界関係者からも熱い視線を浴びている。伝統芸能の美しさを理解しつつ、英語という言語を通じて世界に向けて発信する試みは、文化の継承とグローバル化の融合を体現するものだ。

仙台育英学園のこの挑戦は、教育の枠を超えた文化的イノベーションとして、今後の展開が大いに期待される。伝統と革新、日本と世界をつなぐ架け橋として、この「英語による袴歌舞伎」が果たす役割は計り知れない。

世界初の試みに挑戦する中高生たちの姿は、未来の日本文化の担い手として、私たちに新たな可能性を示してくれるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000059073.html