あべのハルカス美術館が贈る2大展覧会!アメリカの風景画の巨匠と東西をつなぐ陶芸の魔術師が大阪に集結
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大阪の象徴的な超高層ビル「あべのハルカス」の最上階に位置する美術館が、2026年後半から2027年初頭にかけて、美術ファンを魅了する2つの特別展を開催することが決定した。アメリカを代表する画家アンドリュー・ワイエスと、20世紀を代表する陶芸家ルーシー・リーの作品が、それぞれ独自の展覧会で紹介される。
まず注目すべきは、2026年10月3日から12月6日まで開催される「アンドリュー・ワイエス展」だ。17年ぶりの大規模巡回展となる本展では、ワイエスの作品に頻繁に登場する「窓」や「扉」といった境界を象徴するモチーフに焦点を当てる。アメリカの風景や人々を深い精神性を宿したリアリズムで描いたワイエスの作品は、内と外、自己と他者、生と死といったさまざまな「境界」をつなぐ役割を果たす。世界の分断が進む現代において、ワイエスの絵画が静かな希望をもたらすことが期待される。
続いて、2026年12月26日から2027年3月7日まで開催される「ルーシー・リー展 -東西をつなぐ優美のうつわ-」も見逃せない。19歳で轆轤と出会い陶芸の道に進んだリーは、ウィーンからロンドンへと活動の場を移しながら、独自の優美な形と豊かな色彩表現を追求し続けた。本展では、リーの作陶の軌跡を、彼女が各地で出会った人々や物、さらには東洋との関わりを交えながら紐解いていく。
これらの展覧会に先立ち、あべのハルカス美術館では「手塚治虫 ブラック・ジャック展」や「古代エジプト展」、「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち展」など、多彩なラインナップが予定されている。都市型美術館として、より多くの来場者を魅了する展示を目指す同館の意欲的な取り組みに、美術ファンの期待が高まっている。
アートの秋から冬にかけて、大阪の街に世界的な芸術の風が吹き抜ける。あべのハルカス美術館が贈る2つの特別展は、美術愛好家だけでなく、幅広い層の観客を魅了する内容となりそうだ。この機会に、高層階から大阪の街並みを一望しながら、世界的な芸術作品に触れる贅沢な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000107064.html