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東京都が仕掛ける「現代版トキワ荘」!アニメ界の未来を担う起業家育成プログラムが始動

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報道発表
講師:高山 晃 氏(株式会社ファンワークス 代表取締役)(プレスリリースより)

東京都が世界に通用するアニメーターの育成に本腰を入れる。株式会社ABCアニメーションが東京都の委託を受け、「世界に羽ばたくアニメーター等の育成支援事業」の一環として、「現代版トキワ荘」起業家育成プログラムを開始した。このプログラムは、アニメ・漫画クリエーターを対象に、最新のデジタル技術を駆使した制作環境を提供し、ビジネススキルの向上も支援する画期的な取り組みだ。

プログラムの舞台となるのは、東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)内に設置された「アトリエラボ」。ここには、ワークスペースやモーションキャプチャー設備、収録室、MA室など、アニメ制作に必要な最新設備が揃えられている。参加者は、これらの設備を無料で利用しながら、AI技術やモーションキャプチャーなどのデジタルスキルを学び、作品制作に取り組む。

プログラムは令和7年10月から令和8年9月までの約1年間にわたって実施される。前半では、デジタル技術の講座や課題制作が行われ、後半では各参加者がオリジナルIPのプロトタイプ制作に挑戦。最終的には、国内外のコンテンツ企業や投資家を招いたピッチイベントで成果を発表し、ビジネスチャンスの創出を目指す。

この野心的な取り組みのキックオフイベントが、令和7年10月30日に開催される。基調講演では、株式会社ファンワークス代表取締役の高山晃氏が「フラット化する世界におけるクリエーターの共創とブランディング戦略」をテーマに登壇。アニメ業界の第一線で活躍する高山氏の知見は、参加者にとって貴重な指針となるだろう。

「現代版トキワ荘」プログラムは、デジタル時代におけるアニメ制作の新たな可能性を切り開くとともに、クリエーターの経営者としての成長も支援する。この取り組みが、日本のアニメ産業の未来を担う人材を輩出し、世界市場での競争力強化につながることが期待される。アニメファンはもちろん、クリエイティブ産業に関心のある方々にとって、目が離せない動向となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000108056.html