高知県で開催された「高知アニクリサマーキャンプ2025」が大盛況のうちに幕を閉じた。4日間で延べ1,064名もの来場者を集め、アニメ・造形業界の第一線で活躍するプロフェッショナルたちによる貴重な体験の場を提供した。

会場は「クリエイティブ体験発見エリア」と「クリエイタースキルアップエリア」に分かれ、幅広い年齢層の参加者がそれぞれの興味に合わせてコンテンツを体験。トークショーやワークショップ、展示など多彩なプログラムが用意され、来場者を魅了した。

特筆すべきは、プロのクリエイターによる直接指導の機会だ。ササユリ動画研修所代表の舘野仁美氏による特別ワークショップでは、まんが甲子園出場校の生徒たちが熱心に学ぶ姿が見られた。また、海洋堂高知によるフィギュア塗装体験や、スタジオエイトカラーズによるアニメデジタル作画体験など、普段触れることのできない本格的なクリエイティブ体験が提供された。

来場者からは「初めてアニメーション制作を体験しました。難しかったけど楽しかったです」「アニメ業界で活躍している有名な方々の貴重なお話を聞くことができて、とても勉強になりました」といった声が寄せられ、イベントの成功を物語っている。

高知アニメクリエイター聖地プロジェクト実行委員会は、このイベントを通じて高知から世界へ羽ばたくアニメ・造形クリエイターの輩出を目指している。地域の課題解決にも貢献しつつ、クリエイティブな人材育成の場を提供し続ける姿勢に、今後も注目が集まりそうだ。

高知の地でアニメの魅力と可能性を体感できるこのイベント。次回の開催にも期待が高まる。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000110845.html