音楽業界に新たな風を吹き込むBMSGが、クリエイティブの領域で大きな一歩を踏み出した。アーティストの創造力を最大限に引き出す新組織「BMSG Creative Lab」が発足したのだ。この動きは、BMSGのグローバル戦略における重要な柱となりそうだ。

BMSGといえば、ラッパーとしても知られるSKY-HIが主宰する音楽レーベル。今回の新組織設立の背景には、アーティストの世界観をより深く伝えるためのクリエイティブ強化がある。グローバル市場で戦うためには、音楽だけでなく、ビジュアルや映像、デザインなど、総合的な表現力が求められるからだ。

注目すべきは、Executive Creative Directorに就任したJIN（SIX）の存在だ。カンヌライオンズでの受賞歴を持つJINは、これまでもBE:FIRSTのMVなど、BMSGの象徴的なプロジェクトに携わってきた実力者。彼の指揮のもと、クリエイティブ・ディレクターやアート・ディレクターなど、多彩な才能が集結する。

すでに「BMSG STREET GALLERY」や新グループ「STARGLOW」のプロジェクトなど、いくつかの取り組みがスタートしている。これらのプロジェクトでは、MVからグラフィック、イベント演出まで、トータルでのクリエイティブ・プロデュースを実現。今後は所属アーティストの拡大に合わせて、さらなる体制強化が予想される。

SKY-HIは「クリエイティブファースト」の理念を掲げ、アーティストの個性に寄り添った表現の追求を目指す。この姿勢は、単なる優れたコンセプトの押し付けではなく、アーティストとともに成長する柔軟な創造性を示唆している。

BMSGの挑戦は、日本の音楽シーンに新たな可能性をもたらすかもしれない。クリエイティブの力で、才能を最大限に引き出し、世界に通用するエンターテインメントを生み出す。その壮大な挑戦に、業界の注目が集まっている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000183.000118793.html