触れて楽しむ中世の芸術!古川美術館で『ブシコー派の画家の時祷書』をモチーフにした立体アートグッズが限定発売
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名古屋市の古川美術館で、中世の貴重な彩色写本『ブシコー派の画家の時祷書』をモチーフにした、触って楽しめる立体的なアートグッズが限定発売される。サステナブルブランドのPENONが独自開発したプリント技術を駆使し、15世紀の繊細な細密画の世界を現代に蘇らせた。
今回発売されるのは、「PENON タッチミー!ウッドポストカード」3種と「PENON タッチミー!アートマグネット」4種。いずれも『ブシコー派の画家の時祷書』に描かれた聖母マリアにまつわるエピソードを題材としており、神聖な人物像や動物、自然のモチーフ、そして華やかな装飾に微細な凹凸を施すことで、立体感あふれる仕上がりとなっている。
特筆すべきは、聖母マリアを象徴する「青」の美しさだ。美術館と入念な協議を重ね、原本の魅力を最大限に引き出すよう発色を調整している。例えば「受胎告知」の場面では、大天使ガブリエルの金色に輝く羽根や象徴的な百合の花、マリアの静謐な表情が立体的に再現され、まるで中世の小宇宙を手のひらで味わえるような感覚を味わえる。
また、「キリストの誕生」を描いたアイテムは、飼い葉桶に眠る幼子イエスを囲む温かな光景が立体化されており、クリスマスギフトにもぴったりだ。「羊飼いのお告げ」や「聖霊降臨」、「聖母の戴冠」など、他のデザインも細部まで丁寧に立体加工が施されており、指先で触れるたびに祈りと祝福の瞬間が広がっていくような感覚を楽しめる。
これらのアートグッズは、10月25日から古川美術館のミュージアムショップおよびWEBショップにて販売開始。ウッドポストカードは各770円(税込)、アートマグネットは各880円(税込)で、数量限定となっている。また、同時期に開催される特別展「藤森兼明-祈りの輝き」(2025年10月25日~12月21日)では、実際の『ブシコー派の画家の時祷書』も特別展示されるため、本物の芸術作品と触れて楽しめるアートグッズの両方を堪能できる貴重な機会となりそうだ。
古川美術館は、初代館長の想いを受け継ぎ、「私蔵することなく広く皆様に楽しんでいただきたい」という理念のもと、約2,800点もの美術品を所蔵している。今回のアートグッズは、その理念を現代的な形で体現した新しい試みと言えるだろう。中世の芸術を五感で楽しめる、この特別なアイテムを手に取ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000080758.html