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衝撃の「行方不明展」がACCブロンズ受賞!不穏な感情を文化に昇華させた展覧会の快挙

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報道発表
プレスリリースより

国内最大級のクリエイティブアワード「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、株式会社闇が手がけた「行方不明展」が栄えあるACCブロンズを受賞した。この展覧会は、ホラー作家の梨氏とテレビ東京プロデューサーの大森時生氏との共同企画で、「行方不明」をテーマに貼り紙や遺留品、都市伝説にまつわる物品を展示するユニークな試みだ。

「行方不明展」は、東京・名古屋・大阪での開催で約16万人を動員し、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。現在は北海道札幌市のサッポロファクトリーで2023年11月24日まで開催中だ。この展覧会の成功は、近年の"不穏な感情を文化的に楽しむ"傾向を反映しており、社会の変化を如実に表している。

株式会社闇の頓花聖太郎氏は、「5年前であれば、このようなテーマがこれほど多くの方に受け入れられ、評価されることはなかったでしょう」と述べ、文化の変容を指摘している。また、大森時生氏は「現実の中でふと感じる微かな欠落への名付けの試み」だったと展覧会の意図を語っている。

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」は1961年に設立された「ACC CM FESTIVAL」を前身とし、テレビ、ラジオCMをはじめ、あらゆる領域におけるクリエイティビティを評価する権威あるアワードだ。「行方不明展」の受賞は、ブランデッド・コミュニケーション部門Bカテゴリー(ソーシャルインフルエンス)での快挙となった。

この受賞は、現代社会における「行方不明」という概念の重要性と、それを芸術的に表現することの意義を示している。梨氏は、30年前に発表された『完全失踪マニュアル』や15年前の『How to Disappear』を引き合いに出し、「世界は、それほど簡単には変わらないようです」と述べ、この問題の根深さを示唆している。

「行方不明展」の成功と今回の受賞は、社会の闇や不安を直視し、それを文化として昇華させる新しい潮流を生み出したと言えるだろう。今後も、このような革新的な展示が私たちの社会や文化に新たな視点をもたらすことが期待される。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000025254.html