「捨てられた真珠」が芸術に!WSPのサステナブルな取り組みが話題に
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宝飾品業界に新たな風を吹き込む取り組みが注目を集めている。株式会社WSP(本社:東京都中央区)が推進する「Love Our Nature」プロジェクトが、ジュエリーにならなかった真珠に新たな命を吹き込む試みとして話題だ。
このたび、WSPは造形作家・山口洋二氏とのコラボレーション作品「Rebirth Sphere」を発表した。この作品は、ジュエリー基準に満たなかった「ネイチャーパール」と、絹の糸にならなかった真綿を使用。山口氏は「素材の命を最後まで生かす」というWSPの姿勢に共感し、"再生の喜び"をアートとして表現した。
山口氏は「ネイチャーパールは一粒ごとに異なる個性があり、見る方の心に委ねました」と語る。青みがかったパールを地球に感じる人もいれば、全く別の世界を思い描く人もいるという。自由な解釈を楽しんでもらえることを期待している。
WSPの「Love Our Nature」活動は、環境課題と素材の可能性を発信する取り組みだ。これまでにも、段ボール造形作家や廃材再生師とのコラボレーションを通じて、ジュエリーにならなかった真珠をアートや什器に再生させてきた。
真珠業界では、入札時に1級・2級に仕分けられ、ジュエリーに使用されるのは約10%のみ。2級に満たない低品質真珠は通常、化粧品原料などに利用される。WSPはこれを「ネイチャーパール」と名付け、新たな価値創造に挑戦している。
近年、気候変動や環境変化によってあこや貝の生育環境が影響を受けている中、WSPの取り組みは環境保護の観点からも注目されている。真珠が生まれる海を守ることは、ブランドの根幹を支える重要な活動だという。
「Rebirth Sphere」は2025年10月27日より、WSP東京銀座本店にて展示される予定だ。捨てられるはずだった真珠が芸術作品として生まれ変わる姿は、サステナビリティと創造性が融合した新しい価値観を私たちに提示している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000030601.html