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革新的な「クローズドループ地熱発電」で日本のエネルギー革命へ!GeoDreamsがJOGMECのFS調査に採択

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報道発表
             G-Pulse (プレスリリースより)

地熱発電の新たな可能性を切り開く革新的な技術が、ついに実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。株式会社GeoDreamsが、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の「次世代型地熱発電技術に関する実現可能性調査(FS調査)」に採択されたのだ。

この調査は、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すJOGMECの取り組みの一環として実施される。GeoDreamsは、G-Pulse株式会社と共同で提案したプロジェクトが採択され、クローズドループ型地熱発電の実現可能性を技術面・経済面から評価することになった。

クローズドループ型地熱発電とは、地下深部に密閉型のパイプを設置し、その内部を循環する流体を介して地熱エネルギーを回収する発電方式だ。従来型の地熱発電と異なり、地下水や蒸気の貯留層を必要としないため、地質条件に左右されず、発電の適用地域を大きく広げることができる。

GeoDreamsが持つ2つの革新的な技術が、このプロジェクトの成功を後押しする。1つ目は「G-Pulse」と呼ばれる掘削技術だ。高出力パルスパワーを用いて、従来の約1/3のコストで深部掘削を実現する。多方向・多枝状の掘削にも対応し、難条件下でも柔軟な井戸設計が可能となる。

2つ目は「Typhoon」という探査技術だ。高精度な地下探査により、日本特有の複雑な地質構造でも最適な掘削地点を迅速に特定できる。これにより、リスクとコストを抑制し、地熱開発の成功率を飛躍的に向上させる。

これらの技術を組み合わせることで、クローズドループ型地熱発電の商業化における主要課題である掘削コストの低減とリスクの最小化を実現する。GeoDreamsは本FS調査を通じて、国内における実証プラント建設を見据え、クローズドループの社会実装を進めていく方針だ。

将来的には、全国各地への展開と商業化を進め、地域分散型・安定供給型の再生可能エネルギーシステムの構築を目指す。地熱発電の普及拡大は、エネルギー自給率の向上、地域経済の活性化、そして脱炭素社会の実現に大きく寄与すると期待されている。

「地熱革命をリードする」というビジョンを掲げるGeoDreams。その革新的な技術が、日本のエネルギーの未来を切り拓く鍵となるかもしれない。クリーンで安定したエネルギー源として注目を集める地熱発電。その可能性を大きく広げる新技術の実用化に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000162716.html