震災復興の象徴!陸前高田発、国産ピーカンナッツが紡ぐ新たな食文化と地域再生の物語
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東日本大震災から14年。岩手県陸前高田市で進められている「ピーカンナッツプロジェクト」が、新たな一歩を踏み出した。老舗チョコレートメーカー・サロンドロワイヤルと子会社のゴールデンピーカン株式会社が中心となり、国産ピーカンナッツの普及と地域創生を目指す取り組みが実を結びつつある。
このたび、全国から寄せられた300件を超える応募作品の中から厳選されたレシピを収録した『全国ピーカンナッツレシピコンテスト レシピ集vol.2』が完成。2025年10月30日には、陸前高田市の「サロンドロワイヤルタカタ本店」で出版記念会が開催される予定だ。
本書は単なるレシピ集にとどまらない。陸前高田の食文化や旅の魅力も盛り込まれており、「食を通じて陸前高田に行きたくなる本」として注目を集めている。震災後の地域再生や雇用創出を目指す壮大なプロジェクトの一環として、この本は大きな意味を持つ。
ピーカンナッツは、ビタミンEやオレイン酸が豊富なスーパーフードとして知られる。アメリカ南部では「長寿の木」として親しまれてきたこの食材を、日本の食卓に根付かせようという試みは、新しい食文化の創造にもつながっている。
陸前高田市では、東京大学との連携のもと、ピーカンナッツの栽培から加工・流通までを一貫して行う体制が整えられつつある。市内には試験栽培地が設けられ、国内初の自動殻剥き機も導入された。さらに、「サロンドロワイヤルタカタ本店」では、ピーカンナッツを使ったスイーツやお土産が展開され、地域ブランドの発信拠点として機能している。
この取り組みは、食を通じた地域再生モデルとして注目を集めている。震災によって失われた風景の中から、新しい産業の芽を育てる。そして、その過程で生まれた創意工夫や人々の思いを、一冊の本にまとめ上げた。それが『全国ピーカンナッツレシピコンテスト レシピ集vol.2』なのだ。
陸前高田の復興と、新たな食文化の創造。そして、それを支える人々の熱意。この本には、そうした多層的な物語が詰まっている。食べることの喜びを通じて、地域の魅力を再発見し、人々をつなぐ。そんな可能性を秘めた一冊が、今、私たちの手元に届こうとしている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000027436.html