【公立美術館初】37歳で夭逝した早世の画家・島村洋二郎の回顧展が長野県東御市で開催


長野県東御市の梅野記念絵画館では、2026年1月24日から3月22日まで、企画展「木雨賞受賞記念 生誕110年 島村洋二郎―無限の悲哀と無限の美」を開催する。公立美術館では初となる島村洋二郎の回顧展だ。
島村洋二郎は1916年に東京で生まれ、東京と長野県飯田市を拠点に画家として活動していたが、肺結核のため37歳という若さでこの世を去った。ゴッホを彷彿とさせる大胆な筆致で描かれた晩年のクレパス画は、戦後の動乱と波乱の生涯を物語るかのような儚さに満ちている。
画家の没後、姪の島村直子氏は40年以上にわたり、資料の保存や画集の刊行、展覧会の開催などを通して顕彰活動に尽力してきた。その功績により、直子氏は「第10回 木雨賞」を受賞。木雨賞は、当館初代館長梅野隆の志である、忘れられつつある作家の顕彰や重要な研究活動を評価するものである。
本展では、生誕110年の節目に、大切に受け継がれてきた油彩画、クレパス画、水彩画、デッサン、装丁・挿絵作品など約63点を展示。さらに映像作品や画家書簡などの関連資料も公開され、長野県ゆかりの画家の足跡を改めて美術史に位置付ける。
会期中には、オープニングイベントとして島村直子氏による記念講演「40年の旅 島村洋二郎の作品をさがして」や、岡部昌幸館長による講演が予定されている。クロージングイベントでは記念講演会のほか、生誕110年を祝う太鼓コンサートも開催される。入館料は一般500円、中学生以下無料となっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000138832.html