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史上初の快挙!鳥山まこと『時の家』が芥川賞&野間文芸新人賞をW受賞

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報道発表
「群像」2025年8月号(プレスリリースより)

講談社は、鳥山まこと氏の小説「時の家」が第174回芥川賞を受賞したことを発表した。同作品は既に第47回野間文芸新人賞も受賞しており、同一作品が野間文芸新人賞と芥川賞を受賞するのは史上初の快挙となる。

「時の家」は「群像」2025年8月号に掲載され、現在単行本も発売中である。ある家に暮らしていた三代の住人たちの記憶を紡ぐ物語で、青年が家の床や柱、天井、タイルなどに刻まれた記憶を描き出していく。幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた作品として注目を集めている。

著者の鳥山氏は1992年兵庫県宝塚市生まれで、2023年に「あるもの」で第29回三田文學新人賞を受賞し、建築士の仕事をしながら小説家としてデビューした。本作がはじめての単行本だが、「群像」掲載時からその傑出した完成度が話題を呼んでいた。

読者からは「139ページとは思えない文字数と読後感」「自分の大切な人に読んでもらいたいと思った」「時の幹の描写がとても美しい純文学作品」といった声が寄せられている。また、建築用語を用いた緻密な家の描写や、震災の記憶やコロナ禍を織り込んだ物語構成も高く評価されている。

単行本は2025年10月23日に講談社から発売され、四六判上製144ページ、定価2090円となっている。建築士という経歴を持つ作家が真心を込めて書き上げた、家と記憶のかけがえのない物語として、いまもっとも注目されている作品の一つである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008063.000001719.html