恵比寿映像祭2026、2月6日開幕!台湾語から紡ぐ多声的な映像体験が東京を彩る


東京都写真美術館と日本経済新聞社は、映像とアートの国際フェスティヴァル「恵比寿映像祭2026」を2026年2月6日から2月23日までの16日間にわたり開催する。今回の総合テーマは「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」で、台湾語を起点とした多層的な表現が展開される。
総合テーマは、メインキュレーター・邱于瑄による台湾語が起点となっている。台湾語で「日花」は木洩れ陽を、「聲音」は声音や音色を意味し、木々の間から洩れた光が差し込む中で、さまざまな声音が響く空間を表現する。長い歴史の中で多様な文化が積層した台湾の言葉を導線に、現代社会に存在する多様な文化や言語が互いに影響し合う複層的な形を提示する内容だ。
展示プログラムでは、国内外から30組以上のアーティストが参加する。台湾原住民族のルーツを持つ張恩滿による船形のインスタレーション作品や、侯怡亭による台湾語の歌詞を刺繍で表現した作品など、言語や文化の交差を体感できる作品が並ぶ。視覚障害のある人々への聞き取りを通して「見ること」を問い直す鶴巻育子のプロジェクトや、田中未知と高松次郎による言語楽器の再構成なども注目される。
会場は東京都写真美術館を中心に、恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場や恵比寿スカイウォークなど、街全体に広がる。屋外では、インターネット・アートの先駆者エキソニモによる約4メートルの巨大LEDウォール作品や、FAMEMEによるドリアンと香水を融合させた新感覚の作品が登場し、都市空間に新しい映像表現をインストールする。
上映プログラムでは、劇映画から実験映画まで多彩な作品を連日上映する。昨年急逝した映像作家・大木裕之の追悼特集上映も実施され、個人的かつ社会的な視点を往還しながら切り拓かれてきた映像表現の軌跡をたどる。また、第2回コミッション・プロジェクト特別賞受賞作家である小森はるかによる新作2作品も展示される。
ライヴ・イヴェントでは、劇団ゴツプロと峸劇場による演劇作品の上演や、トモコ・ソヴァージュによる水と器、身体の関係性から立ち上がる音のパフォーマンスなど、多様なプログラムが用意されている。さらに、台湾原住民族文化を体験するワークショップや、視覚障害のある方と作家による作品鑑賞ツアーなど、参加型のプログラムも充実している。
地域連携プログラムでは、日仏会館やCCBTをはじめとする18施設が参加し、恵比寿の街全体でフェスティヴァルを盛り上げる。恵比寿の地下飲食街や複数のバーとも連携し、昼から夜まで街を巡りながら多様な作品と出会える仕掛けが用意されている。展示は無料で、上映と一部イベントのみ有料となる。詳細は公式サイトで確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000990.000038211.html