【サラ川ベスト100発表】デコピン・ミャクミャク、物価高…2025年の世相を映す傑作がそろい踏み!
第一生命保険株式会社が主催する「サラっと一句!わたしの川柳」コンクール(通称「サラ川」)の優秀100句が1月29日に発表された。2025年9月9日から10月31日にかけて作品募集が行われ、合計54,302句もの応募が寄せられた。
「サラ川」は1987年に「サラリーマン川柳」として一般公募が始まり、2022年に現在の名称に改称。2025年で38回目の開催を迎えた人気企画だ。例年、その年の日本の世相を悲喜こもごもに反映した多くの句が集まっている。
2025年を象徴するキーワードが続々
今回の優秀100句をひとつひとつみていくと、2025年ならではのトレンドが浮かび上がってくる。
最多テーマは「AI」、テクノロジーではキャッシュレスに関する作品も
2025年に最も多く選出されたテーマは生成AI・対話型AIに関連する句で、12句ほど存在した。ChatGPT、Geminiといった具体的なサービス名が登場し、AIが日常に完全に浸透したことを物語っている。
「AIに 相談してから 人に聞く」(アサノ)、「宿題は 父親よりも AIに」(ごん太)など、人間よりAIを頼る現代の姿が描かれる一方、「AIが 妻の肩もち 俺ピンチ」(時実たかし)のように、AIに「裏切られる」悲哀も。職場では「AIか? 志望動機が 皆同じ」(面接勘)、「君の書く 文書じゃないな AIか?」(無辜の権三郎)と、AI利用を見抜く側の視点も登場した。
デジタル化・キャッシュレス関連も多く選出された。「キャッシュレス 充電無くなり 無一文」(ぱなっぷ)、「バッテリー 切れて使えぬ ペイ払い」(ピアノカフェ)と、便利さの落とし穴を突く句が印象的だ。
「パスワード 記録したけど 記憶なし」(慢性疲労男)、「パスワード 思い出せずに また初期化」(おにぎり忍者)と、パスワード地獄に苦しむ姿は多くの人の共感を呼びそうだ。
物価高の悲鳴や令和の米騒動も
家計を直撃する物価高も定番テーマとして健在。「賃上げも むなしく消える 物価高」(克坊)、「昇給が いつも負けてる 値上がりに」(小梅小豆)と、給料が上がっても追いつかない現実が詠まれた。「千円で お釣りが来ない ランチ時」(パパはつらいよ)は、サラリーマンの切実な声だ。
深刻化した米不足を反映し、「古米」を詠んだ句も多く入選。「古々々米 待てど暮らせど ここ、来まい」(鉄鋼太郎)と、言葉遊びのセンスが光る句や「孫来れば 備蓄米から 新米へ」(まさよん)は、孫には新米を出す祖父母の愛情と本音が絶妙な句が選ばれている。
大谷翔平&デコピン人気、世代を超えた「推し活」も
MLBで快進撃を続ける大谷翔平選手と愛犬デコピンも複数選出。「デコピンは きっと俺より 高い飯」(あんどらごら)は、セレブ犬への羨望と自虐が同居。「調子どう あなたじゃなくて オオタニサン」(松子)は、夫婦間の温度差を巧みに表現している。
「推し活」も目立ったキーワードのひとつ。「婆ちゃんを 乙女に変える 推しライブ」(やんちゃん)、「推し活で 終活しばし 休む祖母」(ナンサン)と、シニア世代の推し活が描かれているのが新しい。「子は就活 妻は推し活 俺カツカツ」(ワンコイン)は、家族それぞれの「活」に翻弄される父親の姿が切ない。
デジタルネイティブな子どもたちの姿も印象的だ。「テレビ見て スワイプしてる 三歳児」(逆ペリカン)、「サンタから 置き配きたと 子がはしゃぎ」(山宗雲水)、「おままごと 疲れてるから ウーバーで」(配達人パパ)と、現代の子育て風景が見えてくる。
投票受付中!ベスト10は5月下旬に発表
現在、優秀100句の中からベスト10を決める一般投票が実施されている。投票期間は2026年1月29日から3月18日まで。第一生命のホームページまたは担当者が届ける専用の投票用紙から投票できる。投票者の中から抽選で総計700名にプレゼントが当たる。
投票ページ: 第一生命 サラ川特設サイト
特別企画「やきにく川柳」&「地元サラ川」も
今回は特別企画として「やきにく川柳」を同時開催。焼肉をテーマにした楽しい川柳が「ミラシル by 第一生命」で公開されている。
また、地方創生の一環として全国の自治体・警察と協働で行う「地元サラ川(ジモサラ)」も実施。2025年は9団体が参加し、各地域の個性あふれるテーマで詠まれた作品が合計14,829句集まった。
優秀100句は第一生命日比谷本社の1階ロビーにも展示されている。
出典:https://www.dai-ichi-life-contents.jp/cp/202601/sarasen/index.html