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シャーロット・ジョーンズの名作戯曲『エアスイミング』再演

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シナリオ・脚本・台本・戯曲
報道発表
前回公演写真(撮影:Hikaru)(プレスリリースより)

イロトリドリノハナが上演する『エアスイミング』とは

演劇企画イロトリドリノハナvol.6『Airswimming エアスイミング 2026』が2026年2月5日(木)~8日(日)にシアター風姿花伝(東京都新宿区中落合2-1-10)にて上演される。2024年に上演され大きな反響を得た作品の再演であり、新たな演出が加えられている。チケットはカンフェティをはじめ複数のチケット販売サイトで発売中である。

1920年代イギリスの精神病院を舞台にした女性二人芝居

本作はイギリス人劇作家シャーロット・ジョーンズのデビュー作(1997年)で、『ハンブルボーイ』で批評家協会演劇賞に輝いた彼女の代表作である。近年世界各地で上演され、再び脚光を浴びている女性二人芝居だ。20世紀前半、産後うつやストレスといった理由だけでなく、貞淑な女性らしくふるまわなかったというだけで精神病と診断され、自由を奪われた多くの女性たちが存在していた。作者は実在の女性をモデルにして、この謎めいた物語を編み出した。「自分らしく生きようとしただけのひとりの人間にレッテルを貼り、孤立を強いる社会」に強い疑問を投げかけている。

社会的不適合とされた二人の女性の物語

1924年のイギリスを舞台に、妻子ある男性と恋に落ち望まれぬ子を産んだ「ペルセポネー」は、社会的に不適合とされ「触法精神病施設」に収監される。そこで出会ったのは、葉巻を吸い過度に男性的にふるまった罪でここに閉じ込められた「ドーラ」だった。いつ終わるとも知れない長い歳月を社会から隔絶された世界で過ごす二人は、やがて「ポルフ」と「ドルフ」という想像上の人格をまといはじめる。二人は「狂気」と隣り合わせの閉ざされた空間で、時にお互いの存在に支えられながら、しなやかな意志で生き抜いていく。

企画・演出からのメッセージ

企画・演出を担当する森下知香は、現代社会における「物を言うことの難しさ」に着目している。SNS等で拡散された情報は形を変えて恐ろしいスピードで拡散し、レッテルを張られ、時には厳しい糾弾に合い、ムラ社会からつまはじきにされる。かつての「魔女狩り」のようなこの社会では、人はやがて自由に物をいうことが恐ろしくなり、何もできず、時代の空気に流されていく。本作で描かれている1920年代のイギリスでも、女性は余計なことは言わず、自立することもせずに、ただ親や夫の付属物として貞淑に生きることこそ良しとされていた。「物を言うことが難しい」今だからこそ、この作品を通じて「魂の自由」について改めて向き合いたいと森下は述べている。

充実したキャスト陣による二つのチーム構成

本公演はTeam森とTeam海の二つのチームで構成されている。Team森は森下知香(ドーラ/ドルフ役)と神月叶(ペルセポネー/ポルフ役)で、Team海はましろうみ(ドーラ/ドルフ役)と室田百恵(ペルセポネー/ポルフ役)である。森下知香は劇団光希に所属し、メソッドアクティングを学んだ俳優で、2018年に演劇企画イロトリドリノハナを起ち上げた。神月叶はイロトリドリノハナに5回目の出演となり、さらなる高みを目指すと語っている。ましろうみは初演でスタッフとして参加していたが、今回ついにドーラ役として参加することになった。室田百恵は前回の公演から間もなく再び参加し、精一杯に自分の自由を求める難しさを乗り越えていきたいと述べている。

2026年2月開演、チケット情報と公演詳細

上演期間は2026年2月5日(木)~8日(日)で、各日異なるチームが出演する。チケット料金は前売一般4,500円、学生3,500円、当日一般4,800円である。リピーター向けに2,500円の割引料金も用意されている。また、Team森・Team海の両チームを1回ずつ鑑賞できる通し券(前売当日共)は7,000円で、J-Stage Naviでのみ予約可能だ。チケット取扱いはJ-Stage Navi、カンフェティ、コリッチ舞台芸術、演劇企画イロトリドリノハナで行われている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003484.000013972.html