未来のストレージデバイス!?ブラックホールを活用したサイエンスアート作品が東京都現代美術館に登場


量子ブラックホール理論から生まれたアート作品
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズは、東京都現代美術館の企画展「ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」において、サイエンスアート作品「Black Hole Recorder(ブラックホール・レコーダー)」を2026年1月31日から5月6日まで展示する。本作品は、理化学研究所数理創造研究センター(理研iTHEMS)の依頼により、量子ブラックホール理論に基づいて制作された。
理論上10那由他バイトの大容量ストレージ
「Black Hole Recorder」は、人工ブラックホール搭載の蓄音機型デバイスである。月の質量に相当する物体を約0.1mmの大きさに圧縮した人工ブラックホールに、理論上約10の52乗ギガバイト(10那由他バイト)のデータを録音できる、遠い未来の大容量ストレージのプロトタイプ(模型)となる。本作品は、ADK MSやADKクリエイティブ・ワンなどのクリエイターが製作した。
会場の音を記録する体験型展示
今回の展示は実験空間となっており、会場の音は常に録音され、すべてBlack Hole Recorderに記録されていく。人類の音をはるか未来に届けるべく、将来的には展示会場で記録された音を約1,500光年先のブラックホールに電波で送信することを目指している。来場者は、量子力学から「ブラックホール情報パラドックス」を考え、宇宙の彼方に実在するブラックホールに声を保存する未来の可能性を体感できる内容となっている。
科学と世界の新しい関係づくりを目指す
本作品は、理研iTHEMSが立ち上げたデザインスタジオ「Useless Prototyping Studio(ユースレス・プロトタイピング・スタジオ)」が製作した。このスタジオは、科学と世界の新しい関係づくりを目的に、一見役に立たないけれど人の心をインスパイアするプロトタイプをつくる活動を行っている。科学的理論・仮説をもとに未来の可能性を空想し、プロトタイプとして具現化することで、科学が持つ未来へのポテンシャルを可視化する取り組みだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000380.000004328.html