鎌倉の御成商店街を活性化、「dig kamakura」継続へクラウドファンディング開始


鎌倉駅西口の空き地が4,000人以上に利用される人気スポットに
面白法人グループの鎌倉R不動産は、鎌倉駅西口・御成商店街で進める建築プロジェクトにおいて、建物完成後も誰もが自由に使える場所を残し、商店街活性化支援へとつなげることを目的としたクラウドファンディングを2月9日(月)から6月1日(月)の期間で実施する。本クラウドファンディングは、建築予定地を2025年4月より10ヶ月間一般開放した空き地「dig kamakura(ディグ かまくら)」を起点としている。ワークショップやイベントなど、多様な使われ方が自然発生的に広がり、延べ4,000人以上が利用。地域の商店街関係者や観光客、地元小学校の親子が集うなど、単なる建築予定地を超えた「公共性を帯びた空間」へと育っていった。
「dig kamakura」誕生の経緯と地域への影響
本プロジェクトの舞台は、鎌倉駅西口から徒歩約2分の御成商店街に面した建築予定地である。鎌倉R不動産は、建築工事の着工までの期間、この場所を「地域にひらかれた空間」として活用してもらいたいという考えから、人工芝を敷き、簡易的な什器を設置。特別な利用ルールを設けずに一般開放した。「dig kamakura」という名は、「ディグる(=掘り下げて見つける)」ことの楽しさを共有する場として名付けられ、建築予定地で行われた埋蔵文化財の試掘をきっかけに「掘ることで何かに出会う」ワクワク感が、この場所のコンセプトへとつながった。
レコードを探すように、不動産やまちの魅力を「ディグる」という鎌倉R不動産が大切にしてきた感覚を、空き地の一般開放を通じて形にした「dig kamakura」には、次第に多くの人が集まるようになった。紙飛行機大会やワークショップ、学生による即興的な空間づくり、ウェディングフォト撮影、地域のお祭りや満月の日の定例イベントなど、利用者の自由な発想によって多様な使われ方が生まれてきている。開始から10ヶ月間で延べ4,000人が利用するなど、御成商店街を訪れる人々の滞在や交流を生み出す場へと育っていった。
設計変更を決めたクラウドファンディングの役割
建築後も「この場所をこれからも残してほしい」という声が多く寄せられたことを受け、鎌倉R不動産は設計プランを見直し、屋上などの形でこの空間を引き継ぐ決断をした。新たに建築される建物は2階建てを予定しており、複数の小さな店舗が入居する予定となっていたが、新たな設計プランでは、店舗入居に加えて屋上に人工芝と什器を設置し「dig kamakura」の光景をイメージした開放スペースを設置する。さらに、1階の建物外壁沿いには誰でも自由に使えるベンチを設置するなど、人が集い、滞在できる場所としての計画へとブラッシュアップされた。この設計変更により新たに発生する施工費や整備費は、従来の想定を大きく上回るため、クラウドファンディングが実施される。
本クラウドファンディングでお寄せいただいた応援資金は、設計変更により新たに必要となる、建物内外の自由に使えるスペース整備のための施工費・設備費などに充当される。建物完成後も、誰もが立ち寄り、滞在できる場所として継続的に活用していくための基盤づくりに役立てていく予定である。目標金額に達しなかった場合においても、自己資金を投じながら計画を実行し、建物完成後もみなさんが自由に使える場所を実現する予定だという。
クラウドファンディングの概要と今後のスケジュール
クラウドファンディングの目標金額は3,000,000円で、期間は2月9日(月)から6月1日(月)23:59までである。今後のスケジュールは、2026年2月に着工し、2026年夏に竣工予定、テナント入居以降にオープンを予定している。本プロジェクトの設計を手掛けるのは、建築系スタートアップ「VUILD」である。同社は「いきるとつくるがめぐる社会へ」をビジョンに掲げ、デジタルテクノロジーを活用した建築設計から施工までを一貫して行い、建築を誰もが関われるものへ開く「建築の民主化」を実践している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000908.000014685.html