思考力重視の大学入試に対応、高校生が新宿を教材に挑む探究プログラム


大学入試が「思考力重視」へ転換する中での新しい学習機会
大学入試は今、「知識量」だけでなく「思考力・判断力・主体性」を重視する選抜へと転換しています。全国の大学8割以上が実施する入試方式「総合型選抜」を専門に、総合型選抜専門塾AOIと桜美林大学が共催する高校生向け宿泊型探究プログラム「イノウキャンプ2026@桜美林大学」が開催されることになりました。このプログラムは、桜美林大学が2019年より続けてきたU17向けプログラム「ディスカバ!」とのコラボレーションです。2026年4月2日(木)から5日(日)の3泊4日で、桜美林大学新宿キャンパスを拠点に、フィールドワークと議論を通じて新宿という都市のあり方を再定義する実践型プログラムです。
なぜ高校生に「正解のない問い」と向き合う力が必要なのか
経済産業省「未来人材ビジョン」では、自ら課題を見つけ、考え、行動できる人材への転換が示されています。生成AIの普及が進む中、一次情報をもとに思考し、他者と協働しながら新たな価値を生み出す力は、これからの社会を支える基盤となります。文部科学省の調査(令和5年度)によれば、全国の大学の8割以上が総合型選抜を導入し、知識量だけでなく思考力・判断力・主体性を重視する選抜が主流となっているのです。
新宿を舞台にした4日間の探究プログラムの内容
プログラムは4日間のスケジュールで構成されています。初日は桜美林大学新宿キャンパスに集合し、参加者同士が価値観や関心テーマを共有します。「最近気になっている社会問題は?」といった問いを起点に、自分の関心の輪郭を言語化し、チーム分け後は新宿を読み解く仮説を立てます。2日目は終日、新宿の街へ出てフィールドワークを実施します。チームごとにエリアを決め、観察とヒアリングを行い、街で働く人や訪れる人へ直接インタビューを行って一次情報を集めます。3日目は集めた情報をもとに議論を重ね、問いを作品として可視化します。過去の開催では地域の魅力を架空の物語として編集したり、新しい土産物を企画したり、未来の地域を想像して映像や冊子で表現するなど、多様なメディアで発表を行ってきました。最終日は成果発表を行い、桜美林大学のU17プログラム担当者から専門的なフィードバックを受け、自らの思考プロセスを振り返ります。
なぜ「新宿」という大都市を選ぶのか
新宿は、日本の都市課題と可能性が凝縮されたフィールドです。世界有数のターミナル駅を中心に1日約350万人が往来し、多様な国籍・価値観が交差する環境です。人口集中や共生、防災などの都市課題を現場で捉えられる、考えるための都市として新宿が選ばれました。情報量の多い都市空間を歩き、観察し、問いを立てるプロセスを通じて、自らの視点で意味づける力が育まれるのです。
プログラムで育まれる3つの力
本プログラムでは、参加者が4日間を通じて3つの力を養います。第一に、新宿という複雑な都市を歩き、観察とヒアリングを重ねることで、地域の課題や魅力を発見し、多様な観点から物事を考える力です。第二に、全国から集まった仲間とチームで議論し、世代や立場の異なる人との対話を通じて、合意形成力と協働力です。第三に、問いを立て、作品にまとめるプロセスで、自分の関心や価値観と向き合い、体験を自分の言葉で説明できる自己内省力と「自分らしさ」の発見です。毎晩のAOI講師との個別面談により、「なぜその問いを選んだのか」を整理しながら、自身の強みや課題を言語化していきます。
開催概要と申込み方法
プログラムは2026年4月2日(木)から5日(日)の3泊4日で開催されます。場所は桜美林大学新宿キャンパスおよび国立オリンピック記念青少年総合センターです。対象は高校1年生から3年生および既卒受験生(使用言語は日本語)で、定員は32名です。参加費は高校3年生が55,000円(税込)、高校1・2年生が49,500円(税込)で、移動費・食費は別途となります。申込締切は2026年3月22日(日)です。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000076829.html