英国発児童文学『チュウチュウ冒険団④』2月発売、挿絵たっぷりで低学年から楽しめる


英国8万部突破の児童文学シリーズ、待望の第4巻登場
株式会社徳間書店は、英国でシリーズ累計8万部突破の児童文学シリーズ『チュウチュウ冒険団④ なぞのゆうれい船』を2026年2月12日に発売した。ゆうかんなネズミたちの冒険を描いた本シリーズは、すべての見開きにカラー挿絵がふんだんに使われた、絵本から読みものへの橋わたしにぴったりなソフトカバーシリーズである。
冒険の敵はゆうれい、手に汗にぎるバトル展開
第4巻のあらすじでは、チュウチュウ基地で冒険団が海に現れるというゆうれい船のうわさで盛り上がるところから始まる。チュウチュウ諸島の海には、伝説の海賊船が沈んでいるといわれており、昔よくばりで恐ろしい海賊ネズミのゴルゴンゾーラ船長とその手下たちが、海賊船に積んだお宝ごと、海の底に沈んでしまったという。ゆうれい船の正体を調べるため、主人公ペドロと先輩ネズミのハヤテがとげとげ島へ向かうと、波のあいだに海賊船とゴルゴンゾーラ船長のゆうれいたちが現れるという迫力のストーリーである。
こわいお話も楽しく読める、キャラクターの意外な一面
これまでのシリーズでは、主人公ペドロの勇気と優しさで冒険団は目的を達成してきた。ところが今作では、手に汗にぎるバトルに挑む冒険団の姿が初めて描かれ、対決相手は伝説のゆうれい一味である。そして、いつになく怖いエピソードで始まる4巻だが、物語が進むにつれ、冒険団が誇る名パイロットのハヤテが大のこわがりだったことが明らかになる。基地を飛び出したときの威勢のよさとはうらはらに、小心者なせりふはとびきりユーモラスで、初めて一人で怖いお話を読む子どもも安心して楽しめる展開である。
主人公ペドロの成長が見どころ、シリーズを追って頼もしく
何より注目すべきは、頼もしく成長した主人公ペドロの活躍である。1巻ではことあるごとに涙をこぼしていた気弱なネズミの男の子が、シリーズを追うごとに冒険団随一のアイディアマンへと成長を遂げる。1巻ずつどの順番で読んでも楽しめるよう工夫されている本シリーズだが、今作で冒険団率いるキャプテンから大事な役目をゆだねられる一幕は、これまでシリーズを読んできた読者には特にぐっとくるシーンとなっている。
挿絵に隠れた仕掛け、物語の最後には意外な展開も
また、物語の最後には、ゾクリとするお話が大好きな読者のために、おどろきの展開が用意されている。すべての見開きに入ったフルカラーの挿絵をじっくり見ると、作者が作中に仕込んだイタズラをすべて見つけることができるはず。こわさと笑い、そして成長のよろこびがバランスよく描かれた本作は、低学年の読書体験を豊かに広げてくれる一冊である。
書誌情報
タイトルは『チュウチュウ冒険団④ なぞのゆうれい船』で、文はフィリップ・リーヴ、絵はサラ・マッキンタイア、訳は綿谷志穂が手がけた。定価は1760円(税込)で、判型はB6判・128ページ、ISBNは978-4-19-866159-5である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000989.000016935.html