ジェフ・クーンズ展が大阪開催、2月20日よりエスパス ルイ·ヴィトン大阪


ジェフ・クーンズ「PAINTINGS AND BANALITY」展とは
エスパス ルイ·ヴィトン大阪は、2月20日より世界的なアーティスト、ジェフ·クーンズの個展「PAINTINGS AND BANALITY」を開催する。本展はエスパス ルイ·ヴィトン20周年及びフォンダシオン ルイ·ヴィトンの「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラム10周年を記念した企画である。1980年代の初期を代表するシリーズから後期の大規模な絵画作品にいたるまで、クーンズの創作の変遷を幅広く紹介する。
凡庸さから美を見出すクーンズの40年以上の実践
1980年代以降、現代アートの世界で唯一無二の地位を築いてきたジェフ·クーンズ。家庭用品、広告表現、子供向けの図像、美術史からの引用を融合させた彼の作品は、芸術的に些末とされてきたものの価値を大きく変えてきた。本展「Paintings and Banality」では、社会が「凡庸」とみなすものをあえて取上げ、日常のオブジェやイメージが持つ象徴的な意味や感情に訴えかける重みを明らかにするもの。彼のキャリアを象徴するシリーズから厳選した作品は、鑑賞者に向ける鏡となり、個人的·集合的なアイデンティティを映し出しながら、美や喜びといった普遍的な概念について問いかけることになるだろう。
初期から近作まで、クーンズの多彩な表現手法
クーンズが頭角を現したのは1980年代半ば。掃除機やカーペットクリーナー、《Three Ball 50/50 Tank》(1985年)のバスケットボールなど、工業製品や大量生産された消費財をガラスやプレキシガラスのケースに収めて、「アメリカン·ドリーム」の象徴でもあるそれらの品々を正真正銘の芸術作品へと昇華させたのである。その後、クーンズはこの手法をさらに発展させ、自ら「ありふれたオブジェ」を制作しはじめた。《Woman in Tub》や《Wild Boy and Puppy》を含む1988年の「Banality」シリーズにおいて、彼はカートゥーンからの引用、ポップなイメージ、自身の記憶を融合させ、芸術、産業、大衆文化の境界を曖昧にする彫刻作品を生み出した。
複雑で密度の高いコラージュ絵画作品
絵画作品において、クーンズはコラージュの概念をさらに推し進めている。《Bracelet》(1995-1998年)などの初期作から、本展に出品される「Hulk Elvis」シリーズの《Landscape (Tree) II》や《Monkey Train (Birds)》(共に2007年)といった近作にいたるまで、クーンズは大規模なスケールのキャンバスの上で異質な視覚要素を重ね合わせてきた。これらの密度の高い構成は、現代社会がいかにイメージや記号で飽和しているかを物語っているのである。
反射する表面が生み出す体験の深さ
誰もが即座にそれと分かるモチーフを引用することで、鑑賞者の関与を促すクーンズの作品。中でも観る者をいっそう強く惹き付けるのが、彼の手法の特徴でもある「反射する表面」である。例えば《Little Girl》(1988年)の鏡に鑑賞者自らの姿が映り込む時、鑑賞者は作品の成立に不可欠な存在となる。鏡、輝く表面、そして巧みなトロンプ·ルイユ(騙し絵)は、知覚、記憶、欲望が交錯する体験を生み出すのだ。
エスパス ルイ·ヴィトン大阪での展覧会詳細
会場はエスパス ルイ·ヴィトン大阪(〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ·ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F)。開館時間は12:00-20:00で、入場は無料である。会場内の混雑防止のため、入場をお待ちいただく場合がある。問合せ先はT 0120 00 1854、contact_jp@louisvuitton.com。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002289.000060591.html