原発事故15年後、福島の農業再生を描く映画上映会が3月9日開催


ソーラーシェアリングで農地を再生
生活協同組合パルシステム神奈川は2026年3月9日(月)13時30分から15時45分まで、横浜市のボッシュホールでドキュメンタリー「陽なたのファーマーズ フクシマと希望」の上映会を開催する。原発事故による放射能の影響で耕作を諦めざるを得なかった福島の農地を、営農型太陽光発電「ソーラーシェアリング」の導入により再生させた農業者たちの挑戦を伝える作品である。
福島の農業者たちが挑戦する新しい農業
監督の小原浩靖さんは、2022年に制作したドキュメンタリー映画「原発を止めた裁判長 そして原発をとめる農家たち」で原子力発電の危険性を伝え続ける元裁判長と、放射線被災で廃業した農地を太陽光発電によってよみがえらせる福島の人々を取材していた。本作では、農業者の近藤恵さんとのソーラーシェアリングによる耕作放棄地復活の挑戦をさらに深く描いている。
近藤さんは農業高校卒業後にスカウトした塚田晴さんと、30代で就農した菅野雄貴さんとともに、原発事故後に耕作放棄地となった農地でソーラーシェアリングによる果樹栽培や牛の放牧に挑戦している。太陽光パネルが作る日陰を調整することで、近年続く猛暑による作物への高温障害を防ぎ、牛の休息場所を確保するなど、ソーラーシェアリングの可能性を引き出していることが特徴だ。
食料とエネルギー自給を目指す福島の現在
除染土の運搬終了の見通しがたたない福島の地で、新たな形の農業により食料とエネルギー自給を目指す人々の姿を追った本作品は、上映後に小原監督によるトークイベントも予定されている。監督は映画に込めた再生可能エネルギー普及への思いを会場で語る予定だ。
上映会の開催概要は以下の通り。会場はボッシュホール都筑区民文化センター(神奈川県横浜市都筑区中川中央1-9-33)で、定員は300人。参加費は無料だが、申込が必要となり、締め切りは3月5日(木)である。横浜市営地下鉄「センター北駅」出口1、3から徒歩5分でアクセスできる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001100.000006976.html