彦根でおみくじを通じたまちづくり、市民参加型イベント2月開催


おみくじで「まちの未来」を可視化する市民参加型イベント
武蔵野美術大学と株式会社日本総合研究所は、共同研究の一環として市民参加型イベント「彦根まち未来(みく)じ」を2026年2月28日(土)と3月1日(日)に滋賀県彦根市の「無印良品 ビバシティ彦根」で実施する。本イベントは、おみくじをモチーフに、まちに起こりうる未来と市民の考えを「願い」として結びつけ、まちづくりに生かすことを目指した社会実験である。
市民エンパワーメントを目指した共同研究の実践
両機関は2025年4月に共同研究「未来創発・未来対話をコアとした市民エンパワーメントのデザイン」を開始し、市民の活動量を高めるための効果的な仕組みの確立に取り組んでいる。本イベントはこの実践として、市民一人ひとりがまちへの思いを巡らせるきっかけを提供する。
おみくじから提示された未来予測に対して、市民が自身の考えを「願い」として書き換える体験を通じて、「まちの未来は決まっているものではなく、自分たちでつくるもの」という意識醸成を促すことがねらいである。制度的なパブリックコメントではなく、誰もが親しみやすいおみくじを活用しながら、多様な人々が集まる民間の商業施設をフィールドとすることで参加のハードルを下げ、より多くの意見やアイデアを引き出して可視化・共有する。
体験型イベントの具体的な流れ
参加者は、彦根の未来に関する予測が記されたおみくじを引き、その未来をもっと良くするための考えをおみくじに書き加えることで未来を改編する。「無印良品 ビバシティ彦根」の一角に設けられた「まち未来(みく)じスペース」には、高さ約2メートルのおみくじ掲示スタンドと通常よりも大きなサイズのおみくじ筒が置かれ、人々の興味を喚起する。
おみくじに記された「お告げ」は、公開情報に基づく未来予測にとどまらず、事前に市民有志から収集した彦根市の特徴や関心の高いキーワードも活用しながら、参加者にとって「少し意外性のある」視点を提示するよう設計されている。参加者は自身の願いを書き加えたおみくじを掲示スタンドに掲示することで、一人ひとりの願いを可視化し、多様な解釈や考え方を共有することになる。
開催概要と過去の実証事例
イベント名は「彦根まち未来(みく)じ」で、会期は2026年2月28日(土)から3月1日(日)、時間は10時から19時である。会場は「無印良品 ビバシティ彦根」(滋賀県彦根市竹ケ鼻町43-1 ビバシティ彦根1F)で、入場は無料、事前予約は不要である。主催は武蔵野美術大学と株式会社日本総合研究所で、協力は無印良品 ビバシティ彦根である。アクセスはJR琵琶湖線「南彦根駅」東口下車で徒歩3分。
「まち未来じ」は2025年8月に滋賀県長浜市の「さざなみタウン」で初めて実証され、老若男女問わず多様な意見を集められる取り組みであることが確認された。また2025年11月には、武蔵野美術大学が運営するソーシャルクリエイティブ研究所と日本総研が開催したイベント「Ichigaya Innovation Days 2025~参加型の未来~」でも「まち未来じスペース」が出展され、参加のしやすさが実証されている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000083551.html