実験映像の祭典「VISIONS CIRCUIT 2025–26」山口・長崎へ巡回、青柳菜摘ら関連プロジェクト決定


巡回型上映プロジェクト、山口と長崎で開催
都市と都市、人と人、表現と思想を横断的につなぐ巡回型上映プロジェクト「VISIONS CIRCUIT 2025–26」。初回開催地のせんだいメディアテークでは、東京藝術大学大学院映像研究科 RAM Associationの研修生、フェロー、招待作家の全18作家によるアートフィルム・実験映像18作品を上映し、地元の方々とのラウンドテーブルを行いました。次回は3月7日(土)山口情報芸術センター[YCAM]、3月10日(火)長崎県美術館で上映予定です。
山口での関連プログラム:青柳菜摘による《亡船記》初公開
山口では、アーティスト・詩人の青柳菜摘がレクチャーパフォーマンスを実施します。2022年に十和田市現代美術館周辺で発表された《亡船記》を、映像や朗読によるレクチャーパフォーマンスバージョンとして初公開するもの。航海の女神・媽祖を起点に、海を越えて伝播する信仰や船の変容を手がかりに、複数地点に散在していた映像や物語を一つの時間に束ね直します。「在らざる船」というキーワードのもと、海が領地や国家、思想を隔てるのではなく、水際として繋ぎ続けているという想像上の航海を現在の場に呼び戻す試みです。公演は2026年3月6日(金)16:00〜16:35、山口情報芸術センター[YCAM]スタジオCで、入場は無料で事前予約優先です。
山口:詩人らによる共同制作「やまぐち連詩林」開催
山口では同時に「連詩林」も実施されます。詩人や歌人、アーティストが集い、リレー形式で詩文を紡いでいく共同制作プロジェクトで、4連でひとつの詩を構成するソネット形式を用いています。参加者は、青柳菜摘(アーティスト、詩人)、大石一貴(彫刻家)、竹中優子(歌人、詩人、小説家)、原明子、深野宗泉(洞春寺住職)、松倉如子(歌手)ら。山口を代表する詩人である中原中也や種田山頭火、ヨーロッパの伝統的なソネット形式を日本の詩に取り入れた大岡信などを取り上げ、詩人や詩の歴史についてのトークも実施。公開制作・トークは3月8日(日)14:00〜16:00、連詩発表は16:00〜16:30で、会場は山口情報芸術センター[YCAM]スタジオC。入場無料で事前予約優先です。
長崎での関連プログラム:今福龍太と青柳菜摘のコラボレーション
長崎では、文化人類学者・批評家の今福龍太と青柳菜摘によるレクチャーパフォーマンス&トークを開催します。今福は、リスボンやマラッカ、マカオ、長崎といった港町を手がかりに、海を通じてつながってきた都市や島々の記憶をひもときます。青柳は山口に続き《亡船記》レクチャーパフォーマンスバージョンを上演し、長崎の地を舞台に、海の往来が育んだ文化や想像力を交差させ、新たな視点をひらく試みです。公演は2026年3月11日(水)13:00〜15:00、beautone studio [MITSUNAGA BLDG 2F](長崎県長崎市船大工町3-17)で、入場は無料で事前予約優先となります。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000177500.html