京都芸術大学が新校舎「敬天館」を竣工、社会との接続拠点に


新校舎「敬天館」が2026年1月31日に竣工
京都芸術大学は、新校舎「敬天館(けいてんかん)」を2026年1月31日に竣工しました。通学課程と通信教育課程あわせて約23,000名が学ぶ日本最大級の総合芸術大学である同校が、中期計画「VISION 2026」に基づき建設を進めてきた新校舎です。
同大学の通学課程入学定員は、2022年度の910名から2026年度には1,110名へと段階的に増加しており、学生数の増加と多様化する学びのスタイルに対応するための教育投資として本校舎が整備されました。
大学と社会を繋ぐ「イノベーション・コモンズ」を設置
新校舎では4月より通学課程の情報デザイン学科を中心に授業が行われます。同時に、大学の取り組みを社会へ広く発信する「イノベーション・コモンズ」を設置し、1階では地域住民の見学も可能にする計画です。事務局スペースには社会実装支援課が入り、企業との連携授業やプロジェクトを推進する予定です。
新校舎は学生たちが学習する場としてだけでなく、大学と企業や地域社会との接続を促すことを目的に設計されています。複数学科による合同授業や、分野横断型のプログラムなど、学科やコースの枠を越えた学びの連携を促し、多様な価値観が交差する場の創出を目指しています。
「敬天愛人」の教育思想を体現する校舎名
校舎名「敬天館」は、西郷隆盛が学問の目的として掲げた「敬天愛人(天を敬い、人を愛する)」に由来しています。知識や技術の習得にとどまらず、社会や他者と誠実に向き合い、表現を通じて価値を生み出す姿勢として捉えられています。2024年に竣工した「相照館(そうしょうかん)」に続く新校舎として、こうした教育思想を体現する学びの拠点となります。
地域との連携で「大学とまちが日常的につながる環境」を実現
新校舎1階の白川通南側には、かつてこの地で営業していたベーカリー「ドンク 北白川店」が再入店し、4月上旬より営業を開始します。アプローチ部分にはキッチンカーの出店も予定されており、学生や教職員に加え、地域住民や通行者が自然に立ち寄ることのできる場が整備されました。
学内にとどまらない人の流れや偶発的な出会いが生まれることで、学生にとっても地域や社会と接続した学びを体感する機会になることが期待されています。
新校舎の概要
敬天館は京都市左京区北白川山田町1-1に位置する、地下1階、地上4階、鉄骨造の建物です。敷地面積は1833.86平米、延床面積は4680.95平米で、高さは14.85mとなっています。通学課程の授業やイノベーションコモンズでの展示・発表などに利用される予定です。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000648.000026069.html