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観客が担い手へ。奈良で参加型ドラマ「エンタビ」が示す地方創生の新モデル

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参加型イベント
報道発表
プレスリリースより

観客の半数が出演応募。体験から担い手へのシフト

没入型観光体験「エンタビ(R) 平城遷都誘宵記」は、2025年12月20日に開催した地元出演者オーディションで新キャスト9名を決定した。2026年2月28日、3月21日、3月22日に開催される本番公演は、すでに全回満席となっている。

注目すべきは、応募14人のうち9人の合格者の半数が、これまでに「エンタビ(R)」を観劇・体験した人だったことだ。観客として参加した人が、今度は演じる側として地域に関わることを選択したのである。

来場者を対象に実施したアンケートでは、「このキャストオーディションに参加したいと思いますか?」という問いに対し、回答者48人中26人(約54%)が「参加したい」と回答している。体験者の過半数が担い手側への参加意欲を示しており、本取り組みが一過性のエンターテインメントではなく、関与意欲を喚起する構造を持つことが実証されている。

「参加→関与→担い手化」の循環が現実化

本作は、地域文化の担い手不足や観光の通過型消費といった社会課題に対し、観光体験を入口に「観客を担い手へと転換する構造」を提示する試みである。「参加 → 関与 → 担い手化」という循環が、すでに奈良で実際に起きている。

応募は奈良県内だけでなく、横浜市や名古屋市からもあり、本取り組みが地域外にも波及していることが明らかになった。観光体験をきっかけに、地域と継続的につながる「関係人口」を生み出す可能性が見え始めている。

観光庁の調査では、地域住民と交流した観光客の再訪率は約1.7倍に上昇すると報告されている(観光地域づくりデータ集2023)。エンタビ(R)は、単なる体験型コンテンツではなく、関係人口を生み、地域の担い手を増やす実装モデルとして進化している。

地元住民と学生が世代を越えて共創する舞台

本作には奈良女子大学の学生キャストも参加し、今回決定した地元キャスト9人が加わり、世代を越えた協働体制で本番に臨む。歴史の舞台・平城宮跡で、地域住民自らが歴史を語り、観光客を物語へ迎え入れる。観光を「観るもの」から「共に創るもの」へと転換する挑戦だ。

地元の人が地元の歴史を演じ、観光客に伝える。このテーマで実現された地域共創型イマーシブシアターは、観光客が物語の登場人物として実際にセリフを発し、歴史を体験する参加型観光コンテンツである。全国11万以上の観光施設を舞台とした各地のイマーシブ体験によって、観光客の滞在価値と地域経済の活性化を目指している。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000152734.html