敦賀ムゼウム企画展『流氓ユダヤと神戸』開催


1940年代のユダヤ難民を伝える企画展
人道の港 敦賀ムゼウムで、令和8年3月14日から6月14日にかけて企画展『流氓ユダヤと神戸の歴史』が開催される。1940年から1941年にかけて、東ヨーロッパのユダヤ人たちは、ナチス・ドイツやソ連による迫害を逃れるため、杉原千畝領事代理が発給した「命のビザ」を得てシベリア鉄道で大陸を横断し、敦賀港に上陸した。その後、神戸に滞在した彼らの歴史を紹介する展示となっている。
神戸での難民受け入れと市民の支援
敦賀に上陸したユダヤ難民は、日本で唯一のユダヤ人コミュニティがあった神戸へ向かった。神戸は1868年の港開港以降、多くの外国人を受け入れる国際都市として発展していた。ユダヤ難民のビザは「日本通過ビザ」で本来は長期滞在が認められていなかったものの、神戸ユダヤ協会の保護と歴史学者 小辻󠄀節三氏らの尽力により、多くの難民が一定期間神戸で過ごし、市民のあたたかい支援を受けながら生活した。
丹平写真倶楽部が捉えた貴重な記録
当時大阪を拠点に活動していたアマチュア写真家の団体『丹平写真倶楽部』のメンバーは、神戸のユダヤ難民のありのままの様子を写真に収めた。これらの写真群は『流氓ユダヤ』と呼ばれ、神戸の歴史を知る貴重な史料であるとともに、写真作品としても高く評価されている。本展では安井仲治《流氓ユダヤ(母)》(1941年)や田淵銀芳《流氓ユダヤ(男)》(1941年(2012)年)など、兵庫県立美術館所蔵の作品を複製したパネルで紹介する。
展示会の詳細情報と関連講演会
会場は人道の港 敦賀ムゼウム企画展示室(福井県敦賀市金ケ崎町23-1)。開館時間は9時から17時(最終入館16時30分)で、水曜日休館(祝日の場合はその翌日)。入場料は大人500円、小学生以下300円で、20名以上の団体は2割引。障がい者及び介護者1名、4歳未満は無料。企画展関連講演会として、令和8年3月15日に九州大学助教の加藋哲平氏による『流氓ユダヤの神戸-ユダヤ難民と丹平写真倶楽部』が開催される。講演時間は15時から16時30分(14時40分開場)で、人道の港 敦賀ムゼウム研修室での開催となり、定員は先着50名で事前申込が必要。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000129099.html