京都初の常設劇場「祇園呉服座」が令和8年5月オープン


祇園に誕生する大衆演劇の新舞台
旧よしもと祇園花月の跡地に、大衆演劇場の新劇場「祇園呉服座」が令和8年5月1日にオープンする。京都府京都市東山区祇園町北側の祇園会館に開設される本劇場は、総座席数352席を備え、伝統と華やかさが融合した全国屈指の規模を誇る。大衆演劇場「旅芝居の名門 呉服座」を運営する株式会社ニコーが展開する新しいプロジェクトである。
開設初月は劇団九州男が柿落とし公演
開設初月の5月は、高い人気と実力を誇る劇団九州男が柿落とし公演を務める。座長は大川良太郎で、昼の部13時開演、夜の部18時開演の2回公演を予定している。各部約3時間の公演で、不定休となる。5月19日には「祇園呉服座 開設記念座長大会」が開催され、来場者全員に記念品がプレゼントされる予定だ。
京都に存在しなかった常設劇場
全国的に大衆演劇の常設劇場は約90館あり、関西に37館が集中している。全国の3分の1以上が関西に所在していることから、この地で伝統文化・娯楽としての大衆演劇が親しまれてきたことがわかる。一方で、関西の中でも京都にはこれまで常設の劇場が存在しておらず、祇園呉服座の誕生により、京都の方々をはじめ国内外の観光客も和の文化を肌で感じながら大衆演劇を楽しめる場が生まれる。
世界の音が響く和装舞踊を展開
祇園呉服座では世界中の楽曲を用いた和装舞踊や多彩な舞台演出を通して、伝統文化の新たな魅力を国内外に発信していく。日本の伝統と世界の音が響き合う舞台として、海外からも注目を集めており、日本の文化をより身近に感じていただけるきっかけとなることを願っている。祇園という日本有数の観光地で、伝統とエンターテインメントが融合する新しい形の旅芝居が展開されることになる。
旅芝居の名門「呉服座」の歴史
呉服座の歴史は古く、その上棟は明治25年8月10日である。元々は大阪府池田市西本町に位置した芝居小屋で、地方巡業の歌舞伎をはじめ落語や講談、漫才などが催され、娯楽の中心地として親しまれた。その後映画やテレビの台頭により衰退し、昭和44年5月の興行を最後に幕を閉じた。昭和46年に愛知県の明治村で復元公開され、昭和59年には江戸時代の芝居小屋の建築様式を残す数少ない建築物として国の重要文化財に指定された。平成22年には江戸時代に建てられた呉服座の優れた建築様式を一部再現して、池田市栄本町に大衆演劇の常設劇場「池田呉服座」が復活した。その後平成25年5月には、大阪市北区に「梅田呉服座」が設立され、業界最大規模の客席数を備えている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000166948.html