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京都の畳職人が手で体験する畳ワークショップ、300年超の伝統文化を継承

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報道発表
プレスリリースより

元禄畳が新たに開始した本格的な畳ワークショップ

創業元禄三年の株式会社元禄畳は、京都市左京区の平安神宮などがある岡崎エリアで300年以上にわたり畳師として活動してきた。先祖代々、寺社仏閣や旅館、茶室等の施工に携わり、京都の文化と伝統を継承してきた老舗企業である。機械による効率化と職人技の両立を実現する元禄畳だからこそできるワンランク上の京都ならではの体験として、新たに畳のワークショップをスタートさせた。

洋式建築の普及により、畳は年々減少しており、畳の原料であるイグサの農家は約5500件から200件程度に減少している状況にある。さらに、80%が中国産となっており、国産の畳がなくなってしまうという危機感から「家に畳がなくても畳の良さを知ってもらいたい」という思いで、実際に手を動かして畳作りを体験できるワークショップを開始したのだ。

畳ワークショップの2時間コースで基本を学べる

畳作りの工程を三段階に分けてじっくり学ぶことができるコースは、実際に手を動かして作る体験はもちろん、畳の効果や歴史的背景についても知ることができる内容になっている。日常から少しずつ遠くなっている畳だが、健康や環境に優しい素材であることも一緒に広めていく考えである。体験料は大人9,000円(税込み)、小人6,000円(税込み)で、小人は小学生から高校生までが対象となる。

ワークショップでは、畳について学ぶ授業形式で実際に畳に触れながら畳の歴史や効果、畳のルールについて説明される。例えば、敷き方が時計回りか反時計回りかという違いだけで、茶道で使われる由緒ある敷き方から切腹する時に使われていた縁起の悪いレイアウトになってしまう。さらに、畳の材料であるイグサという植物を実際に見て触ることで、どのように作られるのかが分かり、畳の値段の違いや国産品の品質の良さ、日本の文化についてもよく理解できるようになる。

刀と同じ素材で作られた畳包丁を使って、畳の土台の切断から縁を手で縫い付けていく作業まで全ての工程を体験することができる。畳の土台は分厚く硬いので実は針を刺すだけでも難しいが、畳の香りに包まれながら集中して作業する時間は日常の喧騒を忘れさせてくれるだろう。お寺を畳視点で見る豆知識など京都観光がより楽しくなる情報も交えつつ、歴史を感じる畳作りにしか使わない道具を見るのもロマンを感じることができる。

ミニ畳の制作を通じて、一枚の畳を完成させる難しさや達成感を味わうことができる。畳は角の部分をどの角度から見てもまっすぐ綺麗におさめる作業の難易度が特に高いが、実際に作ってみると見た目がシンプルだからこそ奥深いことが分かる。コースターとして家に持って帰ることで、畳のないお家でも身近に畳を感じて癒されていただけるだろう。実際にイグサの香りは森林浴と同じ効果があると言われている。

時間がない人向けの1時間コースも用意

時間がない方にも畳の良さを知ってもらうためのコースが、1時間のワークショップである。手縫い体験はないが、畳の歴史や効能などを知ることができ、オリジナルのコースター作りが体験できる内容になっている。体験料は大人7,000円(税込み)、小人5,000円(税込み)で、小人は小学生から高校生までが対象だ。京都は観光する場所も多いため、少ない時間でも楽しみたい方におすすめである。畳はどうしても敷居が高いイメージで「入りにくい」と言われることが多いので、そのイメージを変えるべく少しでも知ってもらうきっかけ作りを目指している。

畳文化の継承への想い

日本では約1300年前から使われてきた畳は、百人一首や源氏物語にも既に登場しているくらい日本の文化や歴史と共に現在まで伝わってきた。イグサ素材の畳は湿度を快適に調整してくれるため夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があり、日本の気候に適している。さらに、空気を浄化してくれ体にも優しく、天然素材であるため自然に還り環境にも優しいのだ。昨今の建築様式の変化で畳はどんどん減り、畳の材料を作るイグサ農家の減少、畳床の職人さんの減少など、様々な課題を抱えている。畳自体のニーズが少なくなっている現代で、新たに日本の伝統でもある畳に触れて香りやフローリングとは違う温かみを、自宅に和室がない人にも体験してほしいという想いでこのワークショップを始めたのである。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000177721.html