シドニー・ビエンナーレ派遣参加者募集開始、若手アート人材の国際展開を支援


アートマネジメント人材の海外派遣プログラム
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は、将来アーティストと社会をつなぐ役割を担う若手アートマネジメント人材を海外のフェスティバル等に短期間派遣する「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」事業を実施している。2026年度第1回派遣では、第25回を迎えるオーストラリア最大の国際現代美術展であるシドニー・ビエンナーレへの派遣を実施する。
シドニー・ビエンナーレへの派遣について
世界有数の現代美術の祭典の一つであるシドニー・ビエンナーレは、シドニー各地の会場で、世界中から集まったダイナミックな現代アート作品が展示されることを特徴としている。第25回展(会期2026年3月14日~6月14日)のクロージングに合わせて派遣され、閉幕時に集う参加アーティストや各国のキュレーター、アート関係者とのネットワークづくりの機会となる。派遣時期は2026年6月8日~6月15日(予定)で、現地滞在は最大7泊である。派遣人員は3名程度で、視覚芸術に関わる若手を中心とするキュレーター、ディレクター、アートプロフェッショナル等が派遣対象である。
派遣中の活動内容と募集要項
滞在中は、会期中に開催される国際フォーラムやネットワーキングイベントへの参加、シドニー市内の文化施設訪問、アーティストのアトリエ訪問などを予定している。募集期間は2026年3月4日(水)16:00~3月31日(火)14:00で、特設サイト(https://www.act-kaigaihaken.jp)から応募することができる。国際展開を志す若手アートマネジメント人材からの応募が待たれている。
シドニー・ビエンナーレのテーマと特徴
シドニー・ビエンナーレは、1973年の創設以来、芸術と思想のためのプラットフォームを提供し、130以上の国と地域から2,400人を超えるアーティストの作品を紹介してきた。第25回展のテーマは「Rememory(リメモリー)」で、これは個人・家族・あるいは集合的な過去の断片を再び組み立て直す行為としての想起を意味する。消去されたり抑圧されたりしてきた歴史を再訪し、再構築し、取り戻すための概念であり、記憶と歴史が交差する地点を象徴している。本展は、記憶と忘却のあいだにある繊細な空間に光を当て、Rememoryに向き合うことで、周縁化されてきた物語を浮かび上がらせ、これまで語られてこなかった声を共有する機会を提供する。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001015.000038211.html