高木由利子写真展、Bunkamura最後の展覧会が3月10日開幕


写真家・高木由利子の東京初個展がいよいよ開幕
複合文化施設Bunkamuraは、2026年3月10日(火)から3月29日(日)までBunkamuraザ・ミュージアムにて『高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。』を開催する。入場は無料である。本展は、写真家・高木由利子の東京の美術館における初個展であり、会場となるBunkamuraザ・ミュージアムは新施設への拡大移転を控え、本展が現展示室における最後の展覧会となる。
展示室内に8つのVillageが出現
8つのテーマで構成される本展は、それぞれの集積を「Village(村)」と呼び、全部で約100点の作品で構成されている。会場構成を手がけるのは、建築家・田根剛(ATTA)である。高木の撮影旅行を追体験するような、作品が内包する世界観を体感できる時空を超えた場が立ち上がる。また、渋谷から12か国への世界旅行を想起させるテーマ設定となっており、訪問者を異なる風景へと導く。
ノマド精神を反映した布を生かした空間設計
展示に用いられる支持体は、テントのような大判の布が中心である。KONBU(小松マテーレ株式会社提供)と名付けられた布を中心に、一部で泥染めのコットンを用いた2種類のファブリックを使用している。竹和紙にプリントされた作品が布に縫い付けられ、ひとつひとつ丁寧な手仕事で制作されている。本展で使用されるアクリルボックスやカーペットは、ザ・ミュージアムの過去の展覧会で使用されてきた物品をリユースしており、環境に対する配慮が隅々にまで行き渡っている。
現展示室への惜別の思いを込めた初めての試み
空間を仕切る稼働壁を取り払い、かつて多くの名画が掛けられてきた展示壁に隠されてきたコンクリートの壁や空調ダクトを本展ではあえてむき出しにしている。ザ・ミュージアムの歴史の中でも初めて、空間のありのままの姿を見せることになった。2026年7月~8月にヒカリエホールで開催する「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」展や、2029年度竣工予定の新施設への拡大移転を前に、本展が現展示室の有終の美を飾る。
渋谷のまちなかに広がる展覧会体験
「渋谷ファッションウィーク」との共催により開催される本展は、ファッションの街・渋谷ともリンクしている。ハチ公前広場からスタートし、高木の作品画像が配されたまちなかのビルボードやフラッグを辿り賑やかな渋谷の喧騒を抜けると、文化・芸術の複合施設Bunkamuraにたどり着く構成だ。また本展の終盤では、高木がコロナ禍前の渋谷の人々を撮影し〈Threads of Beauty〉と組み合わせた新作の映像作品《同時多発的服飾 SHIBUYA × THE OTHER SIDE》が初公開される。「格好良さ」の追求はアイデンティティの探索でもあり、それは渋谷であれ、世界のどこであれ、さらには時代をも超える永遠の命題といえるだろう。
サイン会や特別商品も展開
会期中、高木由利子によるサイン会が3月14日(土)、3月15日(日)の各日15時より開催される。会場は森岡書店Bunkamuraザ・ミュージアム店で、写真集購入者対象の先着50名限定である。また、展示会場では限定商品も販売される。高木由利子と梅田版画工房によるリトグラフ作品《Colombia, 2016》がエディション20部で販売価格165,000円(税込)、高木由利子と青幻舎による世界に1冊だけの豪華特装版写真集が販売価格132,000円(税込)で抽選販売される。さらに高木由利子と漆皮作家・樋上純によるコラボレーション作品も10個限定で販売価格110,000円(税込)で販売される。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000285.000031037.html