ジョジョの奇妙な冒険がヴェネツィアで展示、荒木飛呂彦のアートプリント作品


ヴェネツィア・ビエンナーレと同時開催の展示
集英社マンガアートヘリテージが、ヴェネツィア・ビエンナーレと同時開催される「PERSONAL STRUCTURES」展に参加することが決定した。2026年5月9日から、荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』のアートプリント作品が、リアルト橋を見下ろすベンボ宮の屋内で展示される。
世界を巡回する貴重な作品群
荒木飛呂彦が描き下ろしたリトグラフ作品と、両眼で見ることでイメージが立体的に浮かび上がるレンチキュラー作品は、2025年にMinnesota Street Project(サンフランシスコ・アメリカ)で世界初公開された。その後、重要文化財である東本願寺・白書院(京都)で期間限定展示され、現在は集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー(麻布台ヒルズ・東京)にて巡回展示中である。ヴェネツィアでは、これらリトグラフ作品とレンチキュラー作品に加え、アーカイヴァルインクジェットプリントによるカラープリント作品と、活版平台印刷機によるモノクロームの作品も展示される予定だ。
テーマは「合流点」 日本の工芸をアート表現で紹介
「PERSONAL STRUCTURES」展は2011年にスタートし、ヨーロッパ文化センター(ECC)が主催している。イデオロギー、政治、地理的な障壁を超えた、アーティストの多様な表現を尊重する企画展だ。2026年のテーマは「Confluences(合流点)」で、運河が交わるところ、思想が交わるところ、人と人とが交わるところを意味する。集英社マンガアートヘリテージは、日本の工芸を新たな形で展示・紹介するB-OWNDギャラリーとともに参加する。
マンガとアート、リアルとフィクションを超えた展示
展示会場となるベンボ宮は1300年代に建造された歴史的建築であり、ルネサンス期の文化人ピエトロ・ベンボの生家でもある。展示一室は石畳で仕上げられており、ベンボ家の紋章がモザイクで描かれている。宮殿は運河沿いにあり、窓からはリアルト橋を見下ろすことができる。荒木飛呂彦が敬愛するイタリアは『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の舞台であり、ジョルノ・ジョバァーナや岸辺露伴が訪れたヴェネツィア、ジョセフ・ジョースターとシーザー・ツェペリがリサリサと出会うリアルト橋が舞台となっている。マンガとアート、マンガと工芸、作品に描かれた風景と現実の風景。時空を超え、リアルとフィクションを超えて実現する展示になる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000846.000011454.html