沢田研二が魅せるガウディの純情と狂気、限定席開放で東京千秋楽へ


六本木にバルセロナが出現、ロック音楽劇『ガウディ×ガウディ』が話題沸騰
EXシアター六本木で上演中のロック音楽劇『ガウディ×ガウディ』が快進撃を続けている。主演は沢田研二と渡辺大知。演出のマキノノゾミと沢田研二のタッグによる音楽劇シリーズは、2006年の『モダン出世双六天国を見た男』から始まり、2017年の『大悪名〜The Badboys Last Stand!』以来9年ぶりの新作である。スペインの偉大なる建築家ガウディの波乱万丈の人生を、エネルギッシュな音楽とダンスで彩った作品が、聴き手の胸をえぐるほどの感動を呼び起こしている。
沢田研二が体現する老いたガウディ、人生の悔いと向き合う
沢田が演じるのは、約100年前のバルセロナを舞台に、サグラダ・ファミリアの完成を夢見ながら過去の後悔と向き合う「老いたガウディ」である。72歳のガウディは、持病のリウマチに苦しみながらサグラダ・ファミリアの建設に専心していた。そんな中、50年来の仕事仲間で親友の鋳型職人ロレンソが、視力を失い不治の病に侵されていることを知る。親友との別れの時を迎え、「来世も再び友になろう」と誓い合った夜、ガウディは若き日の自分(渡辺大知)に遭遇するという不思議な体験をする。老ガウディは人生をやり直すチャンスとばかりに、青年ガウディに付きまとうという展開が待ち受けている。
白井良明率いるロックバンドの演奏が激情的な世界を創出
一人の天才の悲哀を描きながら、それを前向きな情熱へと昇華させるのが、白井良明率いるオリジナルロックバンドのヴィヴィッドな演奏である。スローなバラードも含め全ての楽曲が激情的であり、沢田研二のシルクのように滑らかな唯一無二の声と、渡辺大知の伸びやかでパワフルな声が重なる。会場のEXシアターは、ライブハウスとしても利用されるため音響も抜群で、ロック音楽劇にはうってつけの劇場となっている。哀しみや苦悩だけでなく、10人のキャストが手拍子で盛り上げる振り付きの軽快なナンバーも用意され、最後には軽やかな余韻が残される。
ガウディの没後100年、現代に通じる人間の本質を描く
ガウディの没後100年に当たる今年、サグラダ・ファミリアの「イエスの塔」が完成した。全体については2034年の完成が予定されている。本作の舞台は100年前のバルセロナでありながら、そこに暮らす人々の「生きづらさ」は現代にも通じるものがある。ガウディという天才の純情と狂気は、沢田研二が演じているからこそ説得力を持つ。この快進撃は2026年3月29日の東京千秋楽まで続く予定だが、限定数ではあるが席が開放された。4月の大阪公演は早々に完売となっているため、少しでも気になったら東京公演を観ることをお勧めする。
上演情報と出演者
東京公演は2026年3月14日から3月29日まで、EX THEATER ROPPONGIで上演される。チケット料金(税込・全席指定)はS席12,000円、A席9,000円。出演は沢田研二、渡辺大知、中村中、串田和美、野田晋市ほか多数。作・演出はマキノノゾミが手掛けている。お問い合わせはサンライズプロモーション 0570-00-3337まで。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003320.000012949.html