奈倉有里の最新エッセイ集『背表紙の学校』本日発売、本屋さんが教えてくれた学校


待望の新刊『背表紙の学校』が発売
ロシア文学研究者・翻訳者の奈倉有里による最新エッセイ集『背表紙の学校』が本日発売となった。『夕暮れに夜明けの歌を』『文化の脱走兵』の著者による、注目の新刊である。
奈倉有里は、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『亜鉛の少年たち』やミハイル・シーシキン『手紙』、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』『赤い十字』などの訳書を手がけてきた。2025年には第18回「わたくし、つまりNobody賞」、エッセイ集『文化の脱走兵』で第76回読売文学賞と第2回生きる本大賞の三賞を受賞するなど、本読みたちからもっとも注目されている著者だ。
本屋さんが教えてくれた学校
ロシア語を学ぶために単身ロシアへ留学し、日本人として初めてゴーリキー文学大学を卒業した奈倉の原点は、幼いころに町の本屋さんで背表紙を眺め、本への憧れを募らせた日々にある。表題作『背表紙の学校』には、第二の「学校」でもあった本屋さんたちへの感謝の気持ちが込められている。
不安な時代を越えるために
本書の最後に収められた一篇「不安なときを越えて」では、不安が立ち込める息苦しい時代において、詩や文学を通じて人々とつながりあう喜びが綴られている。本書は不安な時代だからこそ、心の明かりを灯してくれるエッセイ集として位置づけられている。
刊行記念トークイベントを開催
刊行を記念して、複数のトークイベントが開催予定である。3月20日(金・祝)18時から青山ブックセンター本店で「思い出の背表紙」をテーマにした単独トークが、3月26日(木)19時30分からUNITÉ(三鷹駅より徒歩15分)で伊藤比呂美とのトークイベント「背表紙の向こう側に広がる世界」が開催される。さらに4月13日(月)19時30分からtwililight(三軒茶屋駅より徒歩5分)で町屋良平とのトークイベント「不安なときを越えて」も予定されている。
書籍情報
『背表紙の学校』は2026年3月19日に講談社より発売される。四六判並製・224ページで、定価は1,870円。装幀は名久井直子、装画はMirjam Wilkeが担当している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008289.000001719.html