東急とNextremer、GENIAC-PRIZEで「持続実装賞」受賞


AIを活用した観光案内サービスが高評価
東急株式会社と株式会社Nextremerは、経済産業省およびNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が主催する、懸賞金活用型プログラム「GENIAC-PRIZE」において、「特別賞 持続実装賞」と「協力団体特別賞 HDI-Japan賞」を受賞した。
GENIAC-PRIZEとは
本プログラムは、生成AIサービスによる解決が望まれる社会課題・官公庁・安全性の3領域4テーマを対象とした、懸賞金総額約8億円のNEDO懸賞金活用型プログラムである。さまざまな地域の多様な主体による開発・実証を促し、生成AIアプリケーションの利活用や社会実装の加速を目指すものだ。今回初開催となった本プログラムのうち、国産基盤モデル等を活用した社会課題解決AIエージェント開発領域には、合計114件(製造業:58件、カスタマーサポート:56件)の応募があり、2026年3月24日に開催されたピッチプレゼンテーションによる最終審査により、受賞者が決定された。
渋谷の観光案内所での検証内容
今回、一般財団法人渋谷区観光協会が運営する「SHIBU HACHI BOX」と東急が運営する「WANDER COMPASS SHIBUYA」の2か所の観光案内所で、Nextremerが提供する対話型AIサービス「AIミナライ」を活用した観光案内サービスの検証が行われた。インバウンド増加による需要増と人手不足によって消失した観光案内所の「おもてなし時間」をAIが創出することで、窓口の混雑緩和と顧客体験の質向上を実現している。
AIミナライの特徴と成果
訪日客はQRコードを読み込むだけで利用できるアプリ不要のAIエージェントだ。定型質問をAIが処理することで、対応工数は22.4%削減された。国産LLM(大規模言語モデル)を評価エンジンとして活用し、回答正答率は76.0%から94.5%まで向上している。対応言語は日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語の5言語に対応しており、毎日8:00~24:00でAIによる接客が可能となっている。
今後の展開
今後は、都市の対面サービス全体の共通インフラとして展開を検討していく予定だ。引き続き生成AIによる観光案内の可能性を検証することで、訪日外国人旅行者の多様なニーズに対応した新たな価値の提供を行うとともに、便利で革新的な渋谷の案内機能の向上を目指す。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001285.000010686.html