日本画賞第4回受賞者は向井大祐氏と岩谷晃太氏、東京藝術大学とADワークスグループが授賞式を実施


東京藝術大学とADワークスグループの日本画賞、第4回受賞者が決定
国立大学法人東京藝術大学の美術学部とADワークスグループの共催で2022年12月に創設した東京藝術大学「ADワークスグループ『日本画』賞」の第4回受賞者が決定し、授賞式が執り行われた。美術学部選考委員会による審査と運営委員会での最終承認を経て、今回の大賞受賞者として向井大祐氏と岩谷晃太氏の2名が選出された。審査の結果、両者ともに同率で大賞を授与することが決定している。
受賞者のプロフィールと創作活動
向井大祐氏は1988年7月14日生まれで、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を2012年3月に卒業。その後、大学院美術研究科の修士課程および博士後期課程を修了し、現在は女子美術大学と大正大学の非常勤講師を務めている。植物や鳥を主な題材として、写生を中心とした現代的な感覚と古典の花鳥画の様式美を混在させた表現を追求しており、2017年に野村美術賞、2022年に郷さくら美術館第9回桜花賞奨励賞を受賞している。
岩谷晃太氏は1989年12月22日生まれで、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を2016年3月に卒業し、大学院博士後期課程を修了している。現在、東京藝術大学日本画研究室にて教育研究助手および非常勤講師として勤務しており、日本美術院での発表を中心に全国百貨店や画廊での展覧会を開催中である。日本画の伝統と革新という相容れない二つの要素を内包しながら、継承と革新の発展を目指して制作活動を展開している。
賞の特徴と支援内容
本賞は39歳までを対象とし、2年間継続支援する仕組みとなっている。今般については両者ともに大賞となったため、それぞれの受賞者に賞金40万円と翌年の活動支援金20万円を授与する。また各受賞者には「ADワークスグループ『日本画』展」に出品する権利が付与され、資金的支援のみならず発表の場も合わせて提供される。日本画の定義を柔軟に設定し、同大学美術学部美術研究科の日本画研究室、デザイン研究室、保存修復日本画研究室から推薦された作品を対象とすることが特徴である。
受賞者からのコメント
向井大祐氏は「このような大変光栄な賞をいただき、誠にありがとうございます。卒業後3年ほど経ったこのタイミングでの受賞をとてもうれしく思います。これまで自らの制作活動はもちろん、日本画の魅力を広めることに注力してまいりました。今後も、日本画に限らず絵画の可能性を模索しながら、勉強を重ね、制作に取り組んでまいりたいと思います」とコメントしている。岩谷晃太氏は「この度は、名誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。日本画は伝統と革新という相容れない二つの要素を内包しながら、ここまでたくさんの先人の技術や表現によって発展してきたものだと考えています。私も1人の日本画家として、今後の発展に貢献したいと思っております」と述べている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000160356.html