衛星IoT技術の社会実装へ、アークエッジ・スペースとエイビットが業務提携


超小型衛星と地上端末が連携、広域IoTソリューションが実現
超小型衛星コンステレーションの企画・設計から量産化、運用まで総合的なソリューション提供を行う株式会社アークエッジ・スペース(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:福代孝良)は、株式会社エイビット(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:檜山竹生)と、IoTソリューションの国際展開や衛星通信機の共同開発等に向けた業務提携に関する覚書を締結したことを発表した。
18機の衛星で実証してきた衛星IoT通信技術
アークエッジ・スペースはこれまで18機の衛星を開発・運用してきており、その多くに省電力・長距離通信が可能なIoT通信機を搭載して様々な技術実証を行ってきた。AE1bでは地上から短歌の上の句(5・7・5)と下の句(7・7)を別々に送信し、それらを組み合わせてオリジナルの短歌を作成するユニークなミッションを実施し、衛星を介した双方向通信技術の実証を行っている。また、11th UNISEC-Global Meeting(2025年11月1–4日)では、18か国からの参加者に向けてショートメッセージ送信のライブデモを実施し、衛星IoT通信の即時性と有効性を示した。
通信インフラが整わない地域の課題解決を実現
衛星IoTを利用することで、携帯電話網やインターネット網に依存することなく、通信インフラが整っていない地域の陸上や洋上に設置されたセンサデータ(気象、海洋、物流、環境等)を収集・利用することが可能となる。これらのIoTデータを衛星画像等の他の地理空間情報と統合し解析することで、状況の可視化やリスクの検出・分析、意思決定支援による広範な課題解決を一気通貫で行うことができる。アークエッジ・スペースではこれまでの成果を踏まえ、アフリカ、中央アジア、南米、太平洋島嶼国を含む多地域での国際実証、商用展開へとフェーズを進めている。
地上側の実装力と衛星側のカバレッジを統合
IoTソリューションの社会実装には、衛星側の技術だけでなく、地上側の端末設計、量産、現場導入、保守までを含む総合的な実装力が不可欠である。本業務提携により、地上側の実装力と衛星側の広域カバレッジを一体として提供できる体制を構築する。エイビットは無線技術を強みとし、遠隔検針や防災などの分野で多数のIoT端末を設計、製造から社会実装までを手がけてきたIoTプラットフォーム運営会社である。エイビットの実績とアークエッジ・スペースの衛星コンステレーション技術及び国内外のパートナーとの連携ネットワークを掛け合わせ、地上だけでも衛星だけでもない、衛星通信を含む広域IoTソリューションを構築し、その社会実装と普及を推進する。
衛星向け通信機器の共同開発にも取り組み
加えて、サービス品質と拡張性の中核となる無線通信技術を強化するため、衛星向け通信機器の共同開発にも取り組む。エイビットの通信モジュール・プロトコル技術を基盤として、アークエッジ・スペースの衛星システムを対象に開発と検証を進める。得られた成果は、当社の衛星コンステレーションへの適用に加え、製品化・販売にも繋げることを計画している。両社は上記の取り組みに限らず、相互の技術資産を活かして関連通信技術領域における新たな事業機会の創出にも継続的に取り組み、革新的な通信サービスの創出と国際市場への展開を共同で推進していく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000073065.html