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喜夛河信介の水彩画展が鎌倉で開催、日曜画家の軌跡を紹介

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絵画(日本画・洋画)・美術展
報道発表
≪温泉地の石段 草津≫ H290 × W200 mm / 水彩、鉛筆、紙 / 2020年(プレスリリースより)

日曜画家の作品に光を当てる新しい試み

ギャラリーQuadrivium Ostium(神奈川県鎌倉市)は、2026年4月9日(木)から4月21日(火)まで「喜夛河信介のスケッチブック」展を開催する。このギャラリーでは、世に埋もれた日曜画家のプライベート作品に光を当てる「個人的な居所としてのアート」シリーズを企画展開している。

商業的な目的ではなく、趣味や個人的な情熱で描かれた作品のほとんどは、一般に公開されることもなく埋もれているのが現状である。作者が亡くなれば、美術館に寄贈されることもなく、処分されるか遺族の手元に置かれたままとなることがほとんどである。当ギャラリーでは、このような故人の作品の中から芸術的価値が高いと思われる作品を発掘し、世に公開することを試みている。

喜夛河信介氏の生涯と芸術活動

喜夛河信介氏は1945年大阪に生まれ、京都大学で土木工学を学んだ後、建設省(現・国土交通省)に入省。高度経済成長の波に乗り、沖縄、タイ、愛媛、鳥取など国内外を転々としながら、インフラの最前線に立ち続けた。仕事に邁進する傍ら、ずっと絵を描き続け、退職後はスケッチが趣味の一つとなり、銀座や大阪の画廊で個展を開くほどになった。しかし、最後までプロではなく日曜画家として作品を発表し続けた。2023年8月、喜夛河氏は78歳で旅立った。

作品の特徴は、橋梁や線路、建造物の大胆な構図にある。構造物と向き合ってきた人間ならではの独特な空間への眼差しが見られる。各地を巡る旅人の好奇心がもたらすおおらかな画風には、漁師町の路地裏や下町の生活風景など暮らしそのものへの静かな愛着が滲んでいる。展示している額のほとんどは、喜夛河氏が自ら木工で仕立てたものであり、手造りの歪みや色むらもまた作品の一部である。

展覧会の概要と開催情報

本展覧会は、「個人的な居所としてのアート」シリーズの第2回展覧会である。シリーズの第1回展覧会「風景画家・岩﨑恒男『彼方へ』展」(2023年11月30日~12月12日開催)は200名を超える来館者を迎え大きな反響を呼んだ。

展示期間は2026年4月9日(木)~4月21日(火)、営業時間は11:00~17:00。休館日は4月14日(火)、15日(水)、16日(木)である。予約は不要で、入館料は無料。会場はQuadrivium Ostium(〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺5-4-32)。アクセスは鎌倉駅東口4番バス乗り場より京浜急行バスに乗車し、「泉水橋」バス停下車徒歩5分。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000127951.html