第131回文學界新人賞が決定、『文學界』2026年5月号4月7日発売


第131回文學界新人賞受賞作が決定
株式会社文藝春秋は4月7日、文芸誌『文學界』2026年5月号を発売した。第131回文學界新人賞の受賞作は村司侑さんの「ソリティアおじさんがいた頃」に決定。昔職場にいた黒野田さんが亡くなったことをきっかけに、忘れていたことや確かめようのないことがとりとめなく浮かんでくる物語である。佳作には沓乃ようさんの「ドロップ」が選ばれ、夏の教室で議論する女子高生と見守る先生に忍び寄る戦争の記憶を描いている。選評は村田沙耶香、青山七恵、金原ひとみ、阿部和重、町屋良平の5氏が担当する。
特集「室内と文学」で多彩な視点を展開
今号の特集は「室内と文学」。物語はいつも「室内」から生まれるとの観点から、様々な角度から空間について考察する。鳥山まことさんと小川公代さんによる「家と文学の切れない関係」、朝吹真理子さんと西沢立衛さんによる「閉じながら開かれるために」といった対談が掲載される。漫画家・池辺葵さんのインタビュー「日常生活こそがエンターテインメント」では、日常を題材とした創作について語られている。
著名作家によるエッセイと充実の連載陣
特集内のエッセイには町田康、松尾スズキ、市川沙央、乗代雄介、はらだ有彩ら著名な執筆者が登場する。金川晋吾によるロングエッセイ「室内がそのようにしてあることの一回性の驚き――リチャード・ビリンガム『Ray's a Laugh』について」や、北村匡平による批評「五感を刺激する室内劇映画――映画的想像力とは何か」も収録。その他、沼田真佑と仲白針平の創作、砂川文次のデビュー10周年特別エッセイなども掲載され、濱野ちひろ、三好愛、上田岳弘ら強力な連載陣も集結している。
書誌情報
『文學界』2026年5月号は4月7日発売。判型はA5判で、定価は1200円(税込)。表紙画は守山友一朗さんの「Bouquet of Highland」が使用されている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000947.000043732.html