名古屋の生活史を記録する市民参加プロジェクト始動


中日新聞社創業140年記念事業として名古屋の生活史プロジェクト始動
中日新聞社は、創業140年記念事業として、名古屋にゆかりある100人の人生を記録する書籍『名古屋の生活史』(2027年夏刊行予定)を制作するプロジェクトを4月10日に始動する。この取り組みに参加する100人の「聞き手」の公募を開始している。
聞き手が市民の人生を記録する生活史プロジェクトとは
本プロジェクトは、公募で選ばれた「聞き手」が、自ら選んだ身近な「語り手」(親、パートナー、知人・友人など)に聞いた生い立ちと人生を約1万字/人×100人分を書籍にする、市民と一緒に作り上げる取り組みである。第1弾となる『東京の生活史』は第76回毎日出版文化賞と紀伊國屋じんぶん大賞2022をダブル受賞した。その後、『沖縄の生活史』『大阪の生活史』『北海道の生活史』が次々と刊行され、「一般公募型大規模生活史プロジェクト」として各地で大きな反響を呼んでいる。現在は「京都の生活史」プロジェクトが進行中である。
京都大学の岸政彦教授が監修
本プロジェクトは社会学者で京都大学大学院文学研究科教授の岸政彦氏が監修する。岸氏は「一般の人ほど『自分の語りに面白さがある』とは思わず、人生に味がないと思い込んで記録に残らず消えてしまう。でもこれまで聞いて面白くなかったことは一度もありません。このプロジェクトで集まった100人の語り手ひとりひとりの人生と、その語りから浮かび上がる『名古屋らしさ』を楽しみにしています」とコメントしている。監修にとどまらず、市民への直接研修や執筆時の個別相談会を実施し、1年がかりで「聞き手」に伴走する予定である。
プロジェクトのスケジュール
聞き手の募集期間は4月10日から5月8日までである。5月中に応募者の中から100人を岸氏と中日新聞社が選定する。7月4日には聞き手向け研修会を名古屋市で開催し、聞き取りと原稿執筆の心構えや方法を伝える。8月から9月にかけて聞き取りと原稿執筆が行われ、オンラインでなんでも相談会を開催する。10月から12月は事務局による原稿修正が行われる予定である。2027年夏に『名古屋の生活史』を出版し、出版記念イベントを名古屋市で実施する予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000310.000022390.html