落合陽一の万博パビリオン「null²」が横浜と2027年国際園芸博で新展開


大阪万博「null²」から生まれる2つの新プロジェクト
メディアアーティスト・落合陽一は4月7日、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「null²」から生まれる2つの新プロジェクトを発表した。2026年に横浜みなとみらいランドマークタワー内に常設シアター「null²ⁿ(ヌルヌルネクサス)」をオープンする第1弾、2027年3月に2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)で新作「null⁴(テトラヌル)」を公開する第2弾の2つを展開する。大阪の万博パビリオンが都市と自然を股にかけた新たなレガシーへと進化する。
null²とはどのような作品か
「null²」は、大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日)において落合陽一がプロデュースしたシグネチャーパビリオンである。仏教哲学の「空」と計算機科学の「null」を融合した概念を根底に、特殊ミラー膜・LED・ロボティクスを組み合わせた体験型インスタレーションとして構成された。デジタルとフィジカルが鏡面を通じて溶け合う「計算機自然」の世界観を体現し、万博期間中にのべ約60万人が来場した。その価値の高さは受賞歴にも表れており、Casa BRUTUS「建築&デザインのBESTパビリオン」第1位、みんなの建築大賞2026大賞、JCD/DSA日本空間デザイン賞銀賞を受賞した。閉幕後のクラウドファンディング「ぬるぬるのお引越」では、開始23時間で1億円を突破し、最終的に15,821人から2億8,150万7万500円の支援を集めた。
第1弾:2026年横浜に常設シアターがオープン
「null²ⁿ」は、「null²」の内部体験を拡張・継承したインスタレーション作品であり、常設イマーシブシアターとなる。落合陽一氏のシグネチャー作品として、大阪・関西万博のシアターエレメントを核に新たなゾーンを加えて再構成される。「ⁿ(ネクサス)」の名が示すように、「null²」と人々のさらなる結びつきを生み出す常設ハブとして機能し、定期的なイベント開催・コミュニティ形成も予定されている。さらに「Mirrored Body®」アプリとの連携により、都市と自然・身体とデジタルを横断する「計算機自然の体験エコシステム」を横浜で展開する。万博でデジタルアバターを取得した来場者は、横浜でも自身の分身と再会できる。会期は2026年オープンで常設予定であり、会場は横浜ランドマークタワーとなる。
第2弾:2027年に自然の中で「null⁴」が生まれ変わる
「null⁴」は、null²が自然の中に転生して生まれた風景変換彫刻であり、GREEN×EXPO 2027会場内SATOYAMA Villageの中に設置される予定である。null²と同様にプロデューサー落合陽一の「シグネチャー」作品として、花壇の花・空・風・来場者の影を回転する鏡面に取り込み風景を変換する彫刻であり、同時に計算機自然の生命彫刻としてインタラクティブに空間と感応する。「null⁴」は「null²」の単なる移設ではなく、「転生」として位置づけられており、自然・人工物・計算と人間の関係性を新たな次元において再構成する試みである。テトラレンマを標榜する4棟のテトラヌルと、巨大なマニ車のようなオブジェクトが回転しながら、風景・光・人の気配を取り込み、場を生成していく。会期は2027年3月19日~2027年9月26日であり、会場はGREEN×EXPO 2027会場SATOYAMA Village内である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000124476.html