熊谷守一美術館41周年展、故郷との絆を描く作品を4月から展示


熊谷守一美術館41周年展「守一と故郷。」開催
豊島区立熊谷守一美術館は、令和8年4月14日(火)から6月28日(日)までの期間、特別企画展「熊谷守一美術館41周年展 守一と故郷。」を開催する。本展は、区内にアトリエを設けて活動した画家・熊谷守一とその故郷である付知の絆に焦点を当て、守一と付知の関わりについて読み解く企画展である。
故郷・付知での経験が生み出した作品群
熊谷守一は、1880年に付知村(現在の岐阜県中津川市付知町)で生まれた。幼い頃にその土地を離れたため、故郷とのつながりはわずかであったが、30代の約5年間を付知の実家で過ごしており、山に囲まれた豊かな自然の中で生活した経験は、後々まで守一の作品の中に生き続けた。
期間中は、実家で過ごした30代の頃に描いた「馬」をはじめ、付知やその周辺を描いた作品が展示される。また、晩年人気となった草花や木々に覆われた自宅の庭の生きものたちをモチーフに描いた作品など、付知の息遣いを感じることができる作品が並ぶ。さらに、昨年に開館10周年を迎えた付知の「熊谷守一つけち記念館」が所蔵している作品を中心に、守一と付知に関わる貴重な作品・資料が紹介される。
「ものの見方」を養った時間
美術館の担当者は「熊谷守一が故郷で過ごした30代の数年間は、後年の作品にも生かされる守一の鋭い観察眼『ものの見方』を養った時間といえます。本展を通して、画家・熊谷守一と故郷・付知とのつながりをご覧いただければ幸いです」とコメントしている。
展示会の詳細情報
会期は令和8年4月14日(火)から6月28日(日)で、休館日は月曜日(祝日問わず)である。開館時間は10時30分から17時30分(最終入館:17時)となっている。会場は豊島区立熊谷守一美術館(豊島区千早2-27-6)で、観覧料は一般700円、高・大学生300円、小・中学生100円、小学生未満無料である。豊島区在勤・在住の証明をご提示の一般の方は600円でご覧いただけるほか、障害者等手帳ご提示の方の割引もある。
熊谷守一とはどのような画家か
熊谷守一(1880-1977)は、明治から昭和にかけて、97年という長い歳月を生きた画家である。若い頃はアカデミックな作風であったが、音楽や機械の仕組みにも関心があった守一は、絵を構成する「色」や「かたち」の仕組みを自ら探究した。そして仲間の支えを受けたり、自宅兼アトリエを建て制作環境を整えたりしながら画風を変化させ、70歳を過ぎた頃には、単純化した彩色とはっきりした輪郭線を用いた「モリカズ様式」を確立した。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000165139.html