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久米設計、空気調和・衛生工学会賞技術賞を2件受賞

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報道発表
撮影:エスエス企画(プレスリリースより)

川崎市役所本庁舎と虎ノ門ヒルズが受賞

株式会社久米設計が設計した「川崎市役所本庁舎」と「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が、第64回空気調和・衛生工学会賞技術賞を受賞した。同社が複数の大規模プロジェクトで当該賞を受賞するのは、同社の環境設備計画における高い技術力を示すものである。

川崎市役所本庁舎の設備計画

川崎市役所本庁舎は、レジリエンス×省エネ×省資源を設計コンセプトに掲げた都市型防災庁舎である。本計画の核となる「エコマルチウォール」は、防災要素と環境要素を併せ持つ新しい外装システムだ。コンクリートを主体とした外装は災害時のファイアーウォール機能を担いながら、凹凸形状により日射抑制や自然通風を実現している。

空調には新たに開発したパーソナル&アンビエントの床吹空調システムを導入し、コージェネレーションの排熱利用拡大と中温冷水利用を組み合わせることで、高効率な複合熱源システムを構築した。排水の再利用により建物内の水資源循環を実現し、地域インフラへの負荷削減も達成している。本庁舎はZEBReady(BEI=0.47)を実現した大規模な無天井執務空間となっており、中間階免震構造により多摩川の浸水災害にも対応している。竣工は2023年6月で、延床面積は62,356㎡である。

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの環境設備計画

虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは、地下鉄新駅と一体開発された大規模超高層複合施設である。環境性能と災害時事業継続の両立、LEED及びWELLプラチナ認証取得、既存施設の技術継承と課題解決を3つのコンセプトとして掲げている。

オフィステナント向けには新たに開発したローボーイ型のペリメーター空調機器を導入し、2000台を超える設備機器にはAIを用いた省エネルギー化と維持管理の省人化を実施している。商業テナント向けには、非接触スイッチを用いたテナント毎の厨房給排気量制御システムを開発した。地下4階に設置された地域冷暖房施設の第2プラントは、既存の第1プラントと連携し、AIを活用した高度な運転管理を実現している。ディマンドレスポンスにも対応し、都市における電力需要逼迫時に貢献する仕組みとなっている。

同施設はLEED-ND、LEED-BD+C、WELL-Coreの最高位プラチナランクを同時受賞する国内初事例となった。災害時には実運用で7日間の機能継続が可能で、雑用水への上水使用率は0%、ZWB達成率は54%と高い環境性能を実現している。竣工は2023年7月で、延床面積は約236,640㎡である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000123454.html