天下人の城から戦国史を読む『サライ』5月号で三英傑の思想に迫る


信長・秀吉・家康の城で戦国統一の道を解き明かす
小学館の月刊誌『サライ』2026年5月号(創刊36周年薫風特大号)が4月9日に発売される。特別価格は1200円(税込)。今号の大特集「天下人の『城』」では、戦国の乱世を統一へと導いた三英傑の思想を、彼らが築いた名城から読み解く。戦国史研究の権威である小和田哲男さん(静岡大学名誉教授)、日本考古学専門の中井均さん(滋賀県立大学名誉教授)、織豊時代の城郭研究第一人者の加藤理文さん(日本城郭協会理事)が、「城を見れば武将がわかる」という観点から、三傑にゆかりの名城の特徴と見どころを豊富な写真とともに解説する。
国宝・重文の屏風を最大幅約117cmで俯瞰できる特大付録
特大引き出し付録として、国宝『舟木本洛中洛外図屏風』、重文『豊国祭礼図屏風』、重文『大坂夏の陣図屏風』を掲載。三英傑が生きた時代の空気を伝える貴重な史料である3つの屏風を、最大で幅約117cmの大パノラマで俯瞰できる。狩野内膳『豊国祭礼図屏風』は、秀吉の七回忌にあたる慶長9年(1604)8月に豊国社で催された壮麗なる祭礼を描く。掲載の左隻には、方広寺大仏殿前で行われた京都の町衆による風流踊りの乱舞が活写されている。
織田信長の城は「見せる石垣」で勢力を誇示
信長は山城に石垣を築き、従来の常識を越えた「見せる石垣」を導入した小牧城(愛知県)、美濃の支配を目論んで聖地たる山に築かれた岐阜城(岐阜県)、強固な石垣で構築された天主台の上にそびえる高層建築の天主を金箔瓦で葺いた安土城(滋賀県)を築いた。戦わずして相手を屈服させる信長の思想が、城にも表現されている。
豊臣秀吉の城は武家と公家の権勢を象徴
交通至便な平地に自らの権勢を誇示する豪華絢爛な大坂城を築いた秀吉。信長配下の大名として秀吉が造営した長浜城(滋賀県)、自ら初めて築いた山崎城(京都府)、小田原城攻略のために築いた石垣山城(神奈川県)、朝鮮出兵の前線基地となった名護屋城(佐賀県)、豪華絢爛な関白の公邸である聚楽第(京都府)、天下ににらみをきかした隠居城の伏見城(京都府)の各城を紹介する。経済感覚や天下人になった誇りが読み解かれる。秀吉の弟・豊臣秀長は「もうひとりの天下人」として、郡山城(奈良県大和郡山市)、宇陀松山城(同宇陀市)、高取城(同高取町)の3つの堅城で大和国を防衛した。
徳川家康の城は豊臣との決戦に備えた堅城戦略
秀吉の死後、62歳で幕府を開いた家康。家康が誕生した岡崎城(愛知県)、東海第一の大名へと出世した浜松城(静岡県)、「大御所」の隠居城となった駿府城(静岡県)、そして幕府権力の中枢を担った日本一の居城である江戸城(東京都)を取り上げる。築城に半世紀、3代将軍・家光の時代までかけて、将軍権力の象徴にふさわしい巨大な江戸城と町づくりを進めた家康の思想へと迫る。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003633.000013640.html