医療的ケア児も無人島キャンプに挑戦——映画『Return to My Blue』上映会、4月19日栃木開催


医療的ケア児の家族が無人島キャンプに挑んだドキュメンタリー映画
医療的ケアが必要な子どもとその家族が無人島キャンプに挑んだ姿を描くドキュメンタリー映画『Return to My Blue』(監督・プロデューサー:野口雄大)の上映会が、2026年4月19日、栃木県小山市の福祉拠点「Burano Oyama」で開催される。電源や医療環境が限られる無人島という環境の中で、家族たちがどのように課題に向き合い、挑戦していったのかを記録した作品である。
社会の「できない前提」を問い直す機会
主催する一般社団法人Buranoは、医療的ケア児とその家族も自然体験にアクセスできる社会を目指し、アウトドアプロジェクト「INCLUSIVE CAMP」を展開している。医療機器を必要とする子どもにとって、電気のない無人島は現実的には選択肢になりにくい場所とされてきた。本上映会では、無人島キャンプに挑んだ家族の記録を通じて、社会にある「できない前提」を問い直す機会を創出する。
国際映画祭で受賞した作品の実績
『Return to My Blue』は、海外映画祭でも高く評価されている。LOS ANGELES INTERNATIONAL FILM FESTIVAL、INDEPENDENT SHORTS AWARDS、Peshawar International Film Festival、Chicago Cinema AWARDSなど複数の国際映画祭で受賞。作品は、医療的ケアがあるから難しいとされてきた状況に対し、新たな可能性を示すものとなっている。
当事者が「語り手」として登壇するトークセッション
上映会では、映画に登場する吉原純代さんによるトークセッションも予定されている。無人島キャンプを体験し、その記録をINCLUSIVE CAMPへ寄稿した当事者として、映像や文章では伝えきれない現場の実感や思いを語る。Buranoが展開する「INCLUSIVE CAMP」は、医療的ケア児の家族が体験を共有し、発信することも重視しており、これまで「支援される側」として見られがちな当事者が、自然の中での挑戦を通じて自らの言葉で経験を発信していく機会をつくっている。
福祉と建築が交差する受賞拠点での開催
会場となる「Burano Oyama」は、日本財団の「みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」に選定され、第36回栃木県マロニエ建築賞を受賞した施設である。また、活動としての「INCLUSIVE CAMP」は2025年度グッドデザイン賞を受賞しており、福祉の実践と建築の思想が交差する拠点で、医療的ケア児と家族の挑戦を記録した作品が上映される。
上映会の開催概要
上映会は2026年4月19日(日)10時30分から12時まで開催され、受付開始は10時。会場は栃木県小山市間々田586-2のBurano Oyama。内容は10時30分からドキュメンタリー映画『Return to My Blue』の上映、11時10分から出演家族によるトークセッションが予定されている。対象は医療的ケア児とその家族、関係者などで、事前予約制・最大30名となる。本上映会は招待制だが、企業・行政・メディア関係者および当事者ご家族からのお問い合わせには、席の状況に応じて対応する予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000075949.html