感染症研究の最前線!Roche感染症アワード2025受賞者13名が決定
Roche Infectious Disease Award 2025とは
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社が発表した「Roche Infectious Disease Award 2025」は、感染症分野における優れた研究や活動を顕彰するアワードである。感染症と共にある現代社会において最前線で感染症研究や対策に取り組む専門家を称え、人々の健康な暮らしに貢献するためにロシュが2022年に設立した。第4回となる2025年度は、国内の大学、病院、研究所などから29件の優れた応募が寄せられた。
Excellence in Science部門の受賞者
Excellence in Science部門では9名が受賞した。最優秀賞(奨励金100万円)には、千葉大学医学部附属病院救急科・集中治療部の高橋希氏が選ばれた。敗血症研究における「脂質プロファイル」と「遺伝子多型」という独創的な着眼点が高く評価され、代謝経路における産生とクリアランスの仮説を長期にわたり立証した極めて完成度の高い研究として称賛された。新たな治療標的の発見や動態解明に直結する可能性を秘めており、将来的な予後解析や臨床応用への発展が大きく期待されている。
優秀賞(奨励金50万円)は3名が受賞した。慶應義塾大学医学部臨床検査医学教室の上蓑義典氏、東京科学大学消化器内科の土屋淳氏、国立健康危機管理研究機構国立国際医療センターエイズ治療・開発研究センターの安藤尚克氏が選出され、それぞれがCOVID-19、ウイルス性肝炎、性感染症の領域で優秀な研究を展開している。
入選(奨励金30万円)には5名が選ばれた。大阪大学、東北大学、北海道大学、広島大学から計5名の研究者が、ウイルス性肝炎、敗血症、呼吸器感染症の研究で認められた。
Excellence in Practice部門の受賞者
Excellence in Practice部門では4名が受賞した。最優秀賞(奨励金30万円)には、京都大学大学院医学研究科臨床病態検査学の長尾美紀氏が選ばれた。地域高齢者施設の流行性感染症を可視化し支援する感染対策プラットフォームの構築が高く評価された。最先端の知見を持つアカデミアと集団感染リスクの高い高齢者施設が協働し、これまで検査が届きにくかった現場に新たな検査体制を展開した画期的なモデルが称賛された。
優秀賞(奨励金20万円)は2名が受賞した。名古屋大学医学部附属病院中央感染制御部の森岡悠氏は愛知県における医療関連感染症・抗微生物薬使用の多面的な解析により選出され、信州大学医学部内科学第二教室の小林浩幸氏は肝炎ウイルスのコミュニティベースの微小消滅戦略の推進で評価された。
入選(奨励金10万円)には順天堂大学医学部附属静岡病院消化器内科の佐藤俊輔氏が選ばれた。
感染症対策への継続的支援
ロシュは、予防・診断・疾患マネージメントの観点から、人々が必要とする多様な感染症関連の検査を提供している。感染症分野における医療への貢献を称える本アワードを通じて、研究や対策のさらなる発展を支援し、持続可能な社会の実現を目指していく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000050509.html