春蘭の里が選ぶ持続可能な未来。ZESDAが能登の復興支援を加速


ZESDAが春蘭の里を訪問、インバウンド受け入れ体制を支援
非営利活動法人ZESDAは、3月20日から21日にかけて、石川県能登地域の春蘭の里をはじめとする各施設を訪問した。同地域ではインバウンド客が増える一方で、過疎化・超高齢化が進行している課題に対して、現地調査を通じた持続的な支援体制の構築を目指している。
ブルーベリー農園の復興と新商品開発の現状
ひらみゆき農園では、ブルーベリーの生産・加工販売事業を展開している。訪問時に確認した山間部のブルーベリー農園には、震災による地割れやがけ崩れの痕跡が今も残っており、完全復旧には道半ばの状況が続いている。加工場では、出来立てのジャムや新商品「ブルーベリー棒茶」の試飲を通じて、復興の歩みと新たな挑戦を肌で感じることができた。
農家民宿による地域の景観保全と宿泊施設化
春蘭の里で農家民宿に取り組む多田喜一郎さんからは、2025年1月の発災当時の苦労や復旧の現状についての説明を受けた。翌21日の早朝にふきのとう摘みを体験した後、宿泊施設への改装が進む空き家2軒を視察。昭和の趣が残る元教員住宅や旧診療所を前に、「この景色を残したい。まだやるべきことがある」と語る多田さんの言葉から、ZESDAとして春蘭の里と共に歩みを進める決意を新たにした。
輪島塗の伝統技法と人間国宝の使命
訪問先の輪島塗人間国宝・小森邦衛さんの工房では、籃胎や曲輪といった伝統技法について、作品を見ながらの解説を受けた。また、石川県立輪島漆芸技術研修所の所長として、震災後に学生の卒業制作環境の確保に奔走されたお話も伺い、伝統を次世代へつなぐ使命感に触れることができた。
ZESDAの継続的な支援体制
今回の訪問は、春蘭の里をはじめとする能登地域が、震災を乗り越えて未来に進むために何が必要なのかを肌で感じる機会となった。ZESDAは今後も、現地の皆さまや新たなサポーターとの連携を深めながら、春蘭の里の持続可能な発展に向けた支援を継続する方針を示している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000113255.html