カンヌ国際映画祭選出『我々は宇宙人』坂東龍汰×岡山天音でW主演


映画レーベル「NOTHING NEW」初のアニメーション長編がカンヌ選出
映画レーベル「NOTHING NEW」初のオリジナル長編アニメーション『我々は宇宙人』が、第79回カンヌ国際映画祭の監督週間に正式出品された。NOTHING NEWは2022年の設立以来、日本の新鋭作家とともに作品を製作し国内外の映画祭へ送り出している。本年のベルリン国際映画祭では実写作品『チルド』が国際批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞しており、今回のアニメーション作品はレーベルとして初となる長編作品である。
門脇康平監督による新しい映像表現
企画・脚本・監督を務めるのは、YOASOBI『優しい彗星』などを手がける29歳の新鋭・門脇康平。1996年生まれの門脇は東京藝術大学で絵画を学び、舞台映像やCMのディレクションを経てアニメーション作家として活動している。写実的な美しさと物語の必然性を両立させる表現力を持ち、キャラクターの動きや背景美術の細部にまで緻密な演出を施すことが特徴だ。
子ども特有のリアルな身体性を描き出すため、キャラクターに近いイメージの子役をオーディションで選び、実際のシーンに近い状況でプレビズ撮影を行うという手間を費やしている。既存手法にとらわれない柔軟な発想により、未体験の映像表現を生み出した。
坂東龍汰と岡山天音がダブル主演
本作で内気で普通の青年「翼」の声を演じるのは、坂東龍汰。TBS系「ライオンの隠れ家」での圧倒的な演技が話題を呼び、映画『爆弾』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、現在最も勢いに乗る俳優の一人である。
もう一人の主人公、人気者で特別な存在「暁太郎」の声を務めるのは岡山天音。主演を務めたNHK夜ドラ「ひらやすみ」をはじめ、日本テレビ系「冬のなんかさ、春のなんかね」や『キングダム』シリーズなど話題作への出演が相次いでいる。今年2月には第50回エランドール賞を受賞し、映像業界から厚い信頼を集めている。また幼少期の翼と暁太郎の声は、オーディションで選ばれた槙木悠人と中込佑玖が演じる。
藤井風や米津玄師とも関わる音楽家Yaffleが参加
音楽には藤井風や米津玄師などの楽曲をプロデュースする音楽家・Yaffleが参加。美しさだけではない人間性を表現したそのサウンドが、センセーショナルな映画体験を生み出している。
第79回カンヌ国際映画祭の監督週間とは
第79回カンヌ国際映画祭は2026年5月12日から23日までフランス・カンヌで開催される世界最高峰の映画祭の一つ。2026年は映画監督のパク・チャヌクがコンペ部門の審査委員長を務める。監督週間(Quinzaine des Cinéastes)は新鋭や独創的な作家を紹介する重要部門で、大島渚の『愛のコリーダ』(1976年)や黒沢清の『カリスマ』(1999年)、李相日の『国宝』(2025年)などが選出されてきた。
物語は二人の少年の成長と友情を描く
平成の日本、田舎町が舞台。内気で「普通」であることに悩む少年・翼は、小学3年生の春、クラスの人気者で「特別」な存在の暁太郎と出会い親友になる。二人だけの遊び、意味のない会話、夕暮れの帰り道ー世界は確かに彼らのものだった。しかし日常は少しずつ歪み始める。やがて起こる取り返しのつかない事件が、物語を大きく転換させていく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000132499.html