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横溝正史ミステリ&ホラー大賞、水沢文尾『初髪下ろし』が大賞受賞

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候補者・推薦者
報道発表
選考委員近影 綾辻氏、黒川氏:撮影/ホンゴユウジ 湊氏:撮影/干川 修(プレスリリースより)

第46回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の選考結果発表

4月15日(水)午後4時、ホテルニューオータニで第46回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の選考会が開催された。KADOKAWAと東宝の共催による本大賞は、応募総数342作品から最終選考に残った4作品を審査し、選考委員の決定により受賞作が決まった。

大賞は『初髪下ろし』、W受賞の快挙

大賞(正賞:金田一耕助像、副賞:賞金300万円)に選ばれたのは、水沢文尾による『初髪下ろし』である。優秀賞は該当作なしとなった。本作品はさらに読者賞(正賞・副賞なし)にも選ばれ、大賞と読者賞のW受賞という栄誉を手にした。

『初髪下ろし』はどんな作品か

受賞作『初髪下ろし』は、とある集落での漆掻きのアルバイトに応募した美大生・洞口航が経験する奇妙な儀式を描いている。面接を担当した住民・淑恵に見込まれて村へ向かった航だったが、到着すると淑恵は既に亡くなっていた。困惑する航に、区長は「初髪下ろし」なる儀式の執行役を依頼する。この村では女が死ぬと、古来の成人儀式ならぬ「髪下ろし」をして成仏を促すという。儀式までの数日間に明かされる村と淑恵の過去、死霊の罠に直面した航は生き延びる術を探ることになる。

受賞者・選考委員プロフィール

受賞者の水沢文尾は神奈川県出身、東京都在住。1974年生まれの52歳男性で、早稲田大学第二文学部卒業。北京電影学院撮影科修士修了。現在は会社員として活動している。選考委員は綾辻行人、有栖川有栖、黒川博行、湊かなえが務めた。

今後の予定と大賞について

贈呈式および祝賀パーティーは2026年11月に都内にて、山田風太郎賞と小説野性時代新人賞と合同で開催予定である。選評は「小説野性時代」7月号(6月25日配信予定)に掲載される。受賞作は単行本として2026年秋にKADOKAWAより刊行される予定だ。本大賞は、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした新人文学賞として2018年2月に創設された。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000019253.000007006.html