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江戸小紋の職人不足に挑む、文京学院大学の伝統工芸活性化プロジェクト

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報道発表
プレスリリースより

先端技術と伝統工芸の融合が高校教材に

文京学院大学(学長:福井 勉)経営学部の川越 仁恵教授による伝統工芸活性化プロジェクトが、実教出版株式会社発行の高等学校「公共」用資料集『2026ズームアップ公共資料 新訂版』に掲載された。発行部数は全国10万部に及び、学習教材として活用されている。

「江戸小紋」職人不足への学生たちのアプローチ

本資料集では、「キャリアと社会参加」を主題としたページにおいて、川越研究室の取り組みが「伝統継承を通じた若い世代の社会参加」の事例として紹介されている。国の重要無形文化財である「江戸小紋」の職人不足という課題に対し、学生たちは過去の図案から、これまで言語化・マニュアル化されていなかったデザイン理論の抽出を試みた。

職人が直感的に図案イメージを具現化できるツール開発を目指し、学生たちは継承が難しい図案配置を自動化するアルゴリズムを構築。プログラム化の際には「職人にツールとして使いこなしてほしい」という想いを大切にした。先端技術と伝統を融合させ、実際の製品化に向けて試作品づくりに挑戦したプロセスが評価されたのである。

川越研究室の研究内容と今後の展開

川越研究室ではデザイン・歴史・グローバルを軸に、歴史を活かした商品開発や老舗企業のブランディングを行っている。平素よりものづくりに取り組む企業や行政と連携し、社会課題の解決に向け活動しており、努力して歴史を継承してきた企業や産業のサポートをしながら、遺産を活かして現代へと変革させるために研究を進めている。

今後は、生成AI関連技術を活用した「職人を支えるサポート技術」について、さらに研究を深めていく予定だ。川越教授は「伝統の継承が大きな課題となっている今、AIやアプリといった新しいアプローチは、若い世代が文化を自分事として捉え、参画するための強力な架け橋となる」とコメントしており、伝統を守るだけでなく、新たな価値を創造する『社会参加』の形を研究していくとしている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000035644.html