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『おさる日記』 世にも奇書な物語 Vol.10

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コラム
世にも奇書な物語
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『おさる日記』

(和田誠・文、村上康成・絵/偕成社)
 

驚愕の大どんでん返し

初出は『にっぽんほら話』(講談社文庫)という短編集だったが、のちに絵本として刊行された。
主人公の「ぼく」はお父さんからプレゼントとしてもんきちというサルをもらう。

×月×日
 おとうさんがかえってきたので横浜までむかえにいった。おかあさんといきました。おとうさんは日にやけてまっくろで、わらうと歯だけ白くみえた。おとうさんの船は二万トンだから、港にいるほかのよりおおきいからかっこよかった。半年みないうちにおおきくなったな、おとうさんはいった。おとうさんはおみやげをぼくにくれた。おさるをくれた。まだちいさいおさるです。

 

ストーリーはこのもんきちの成長の日記として続く。


 「×月×日 学校からかえるともんきちはにわにいてぶらんこにのっていた。」
「×月×日 もんきちはまいにちバナナをたべていますが、きょうはじぶんでバナナをむいてたべた。だんだんあたまがよくなるのでたのしみです。」

 

もんきちはバナナがむけるようになったり、テレビのスイッチが入れられるようになったりとどんどん成長し、最後には毛もなくなり、人間の言葉まで話します。

あるとき、主人公の「ぼく」は、学校で「おさるは人間の先祖」と習う。


「おさるは人間になったのだから、もんきちも人間にだんだんなるのかなとおもった。そういえばしっぽもみじかくなったみたいだ。」

 

そして、ついにとうとう、もんきちは人間に進化する。

それを見てお父さんとお母さんは驚愕の一言を言う。

それは……ご自分の目で確かめてみてください!



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